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ひかり電話の電話番号を別の光回線に移す

2024/07/14に公開

少々珍しいケースだとは思いますが、ひかり電話の電話番号を別の回線に移した際の流れをまとめておきます。

今回の環境

  • ひかり電話が紐づいている回線:ビッグローブ光(1ギガ/VDSL)
  • ひかり電話を移設したい先の回線:ビッグローブ光(10ギガ/マンファミ)

背景

会社設立時に開通させた光回線が、なんとVDSL(テナントの1階)でした。
同時にひかり電話で会社の電話番号を作っているので、VDSLに紐づいています。
その後、仕事に支障をきたすことが増えたので、いわゆるマンファミで10ギガ回線を追加しました(最初からマンファミで10ギガを引っ張っておけばよかったのだが後の祭り)。
そうするとVDSLの必要性がなくなるのですが、ひかり電話が紐づいているため解約できません。
ひかり電話だけ残すこともできないので、毎月4,000円ほど無駄な出費となるわけです。

そうこうしているうちに、NTTから「ひかり電話ネクスト」という、ひかり電話単体のサービスが始まりました。これに切り替えれば少しは節約できると思ったのですが、これはあくまでもNTTのサービスであり、コラボ事業者であるビッグローブ光には取扱いがありません。
VDSLをNTT(フレッツ光)に事業者変更して、このひかり電話ネクストにしようかな、と思った次第です。

NTTからの朗報と移設の流れ

ということでNTTに現在の状況を相談したところ
「ひかり電話ネクストにすることもできますが、フレッツ光であれば別の回線に電話番号を引き継ぐことも可能ですよ」
「アナログ戻しができないひかり電話発番の電話番号でも大丈夫です」
という回答をいただく。
本来はNGなのだそうですが、相談があれば対応しているとのこと。神か。
以下に流れを書いておきます。

2回線ともNTT(フレッツ光)に変更する

まず、VDSLもクロス(10ギガ回線)もNTTのフレッツ光に事業者変更します。

ひかり電話を解約(凍結)させる

2回線ともNTTに事業者変更したら、ひかり電話の契約を一旦解約します。
このとき、電話番号は凍結されるそうです。
凍結とは、同一の電話番号を第三者が使用できないように、1年間ほど使用不可の状態にすることを指します。

クロス回線でひかり電話を契約させる

クロス回線のほうで、改めてひかり電話を契約します。
このとき、新規発番となるのですが、VDSLで使っていた電話番号を解凍することで、同じ電話番号が使えるようになるとのことです。
本来は1年間ほど寝かせないといけない電話番号となるのですが、事前に相談をしておけば例外として対応いただけるとのことでした。実に素晴らしい。
ただし、一度解約してから新規発番するため、数日間は電話番号が使えない状態になるとのことです。

以上が、電話番号を別の回線に引き継ぐ流れとなります。

同一エリア内なら別住所でも同一電話番号を引き継げる

なお、同じ電話番号が使えるエリア内であれば、別の住所でも電話番号が引き継げるようです。
同一エリアというのは、固定電話の市外局番の次の番号(012-345-678なら「345」の部分)が同じような地域がありますよね。
そこが変わらないような場所への引っ越しであれば、同一電話番号を引き継げるようです。
実は近くの事務所に移転する予定があったので、この情報は非常に朗報でした。

おわりに

昔はアナログ回線で新規発番していないと、転用や事業者変更の際に電話番号が引き継げませんでした。
それが今では、ひかり電話発番であっても、転用や事業者変更の際に電話番号が引き継げるようになっています。
さらに、NTTであれば、別の回線に電話番号が載せ替えられるということで、時代の進化に大変お驚きを感じます。
本当に便利になりました。

何かと叩かれることがNTTさんですが、個人的にはとてもお世話になっているので、これからも応援しています。

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