ITエンジニアのための転職学 - 年収800万円の壁・1000万円の壁
概要
2024/06/13に開催された下記イベントの感想とかいろいろです
ちなみに参加者は800人を超えてました。ヤバい
はじめに
こちらのイベントのアーカイブ動画は、Forkwellに登録→ダッシュボード→新たなキャリア・学び
で視聴できるようになっています
資料の共有などもNGなので、公開されている資料などからまとめてみます
→なのでイベントで発表された内容というよりは個人の見解なども含んでいます
セッション
※実際は四部構成だったのですが、イベントページに書かれている下記にそってまとめます
第一部:過去類をみないほど、ITエンジニアの年収に踏み込みます。
まずはITエンジニアの年収分布です
2022/04時点のデータが公開されてます(Forkwell調べ)
(資料1)
詳しくは資料を確認していただきたいのですが、
おおよそ20代後半(の上位層)から800万以上の給与に到達が可能となります
続編となる下記の資料では役割(バックエンド→テックリード→エンジニアマネージャ)により
年収の上昇傾向がみて取れます
また、外資ITの場合には30代後半で平均が800万を超えてきます
受託開発/SES→スタートアップ→メガベンチャー→外資ITの順で上がります
(結局外資かよとかいう話は置いておきます)
自分への投資(スキルアップするための取り組みをプライベートの時間で確保しているか)
をしているのに600万ぐらいで壁があるよという方はこの辺(今いる環境)に原因がありそうです
※年功序列とか管理職にならないと評価されないなどの例があります
ちなみに日本語能力(コミュニケーション力)は年収に関係してきます
→100万くらいの違いがでたりします
(資料2)
イベントではグラフでの800万以上となるエリアについてどういった方が評価されているかなど
会社の規模や成熟度などで分析がされていましたが、自分の感覚としては以下が重要になってくると考えています
- 社外のコミュニティでも一定の評価がされている(イベントの登壇経験とか)
- マネージャや経営層などの会社の上層部に近いところ(いわゆる右腕として)の仕事ができる→資料5参照
第二部:ITエンジニアのキャリアパスの解像度を高めます。
技術力や組織力などの軸でどのような役割があるか分かりやすい図で説明がありました
(公開できないのが残念)
- TL / EM / PdM / PjM
- SRE
- 特定領域の専門家(AIなど)
- IC
- etc...
以下に関連する資料もありますのでどうぞ(イベントでは話していない内容も含みます)
(資料3)
(資料4)資料2〜4で言及されていますが、TLよりもEM(技術力よりも組織力が高い方)が高待遇の傾向にあります
EMの方が職位が高い組織が多いですが、どのような役割を選んだとしても職位制度によっては高待遇を得ることも可能です
(が、マネジメントの要素は求められるようになっていきます)
エンジニアのキャリアについては下記も参考になります
800万・1000万を超えるとなると「ソルバー」や「右腕」などの役割が求められてくると考えます
(資料5)
また、年代別で考えるべきことなどについて言及がされていましたが、
自分としては節目となるタイミングでキャリアデザインについて考えることが大切だなと思っています
節目→このままで良いのか?と思った時
第三部:転職すべきかどうかを検討する際の材料を提供します。
こちらは資料2の方に少し記載があります
転職で失うものが何かを考える
- 社内で築いてきた人脈や信頼
- ドメインへの理解
- プロダクトコードへの理解
- チームや組織の理解
すでに会社から心が離れている場合、次のキャリアで実現したいことはなにかを考える
あと、異文化適応曲線に関する話も紹介されてました
おまけ
目標を立てて戦略的に動く?場当たり的にやってみる?
別のイベントのログですがこういうのもあります
キャリアに対する考え方として2つあるけど、どっち選んでもいいよという話です
- 目標型
- 場当たり型
まずは目の前のことを120パーセントでやろうと記載がありますが、
自分で考えてうまく立ち回ることが必要になってきます
キャリアについて考えてくれている組織であると良いのですが、
そうでない場合うまくいかない状況に陥る可能性がありそうです
(生存バイアスでは?というのは一旦置いておいて)場当たり的だったとしても
スキルの棚卸しだったり、キャリアプランについて考えておくのは重要ではないかと思います
あとイベントの中で1000万を超えてくるような人は1点ものなので再現性がない
といった話がありましたが、その後Xで以下のように話してました
Forkwellさんはエージェントサービスもやっていて赤川さんと直接面談できたりするので
何か聞きたいことがある方は利用してみるのも良いかもしれませんね
イベント内で申し込んでくれた人と全員面談するつもりでいますと言ってましたが
3%の人が申し込んだとして24人、10%だと...1日3人でも数週間待ちになってる可能性がw
何はともあれ元動画をみてみることをオススメします
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