GitHub Actions超入門: CI/CDを自動化しよう

🚀 GitHub Actions超入門【初心者向け】

🔰 この記事はこんな人向け！

✅ GitHub Actions を 初めて触る人
✅ CI/CD って何？ というレベルの人
✅ まずは「使ってみる」ことを目標にしたい人

「GitHub Actionsって便利らしいけど、何ができるの？」という疑問を持っている方に向けて、基本的な概念・文法・サンプルコード を分かりやすく解説します！

✨ GitHub Actions でできること

GitHub Actions を使うと、以下のようなタスクを自動化できます。

✅ テストの自動化（CI）
✅ コードのフォーマットチェック（lint）
✅ Docker イメージのビルドとプッシュ
✅ 定期実行（cronジョブ）
✅ デプロイの自動化（CD）

例えば、プルリクエストが作成されたらテストを自動実行 したり、main ブランチにマージされたらデプロイ するといったことが可能です。

📜 GitHub Actions の基本構造

GitHub Actions は YAMLファイル で記述します。
GitHub リポジトリの .github/workflows/ フォルダ内に example.yml を作成します。

📌 基本のサンプル

name: Example Workflow  # ワークフローの名前

on:  # 実行されるトリガー
  push:
    branches:
      - main  # main ブランチに push されたとき

jobs:
  example-job:
    runs-on: ubuntu-latest  # 実行環境

    steps:
      - name: リポジトリをチェックアウト
        uses: actions/checkout@v3  # コードを取得

      - name: Node.js をセットアップ
        uses: actions/setup-node@v3
        with:
          node-version: "18"

      - name: npm install & test
        run: |
          npm install
          npm test

✅ 実行の流れ

1. main ブランチに push されたときに実行
2. リポジトリのコードを取得
3. Node.js をセットアップ
4. npm install してテストを実行

🛠️ GitHub Actions の文法

キー	説明
name	ワークフローの名前
on	実行されるトリガー（push、pull_request など）
jobs	実行するジョブの定義
runs-on	実行環境（Ubuntu、Windows など）
steps	実行するステップ
uses	公式 or カスタムのアクションを利用
run	シェルコマンドを実行

🔥 追加の便利機能（初心者向け）

1️⃣ 環境変数 & Secrets の活用

環境変数を設定すると、APIキーなどの秘密情報 を安全に扱えます。

jobs:
  deploy:
    runs-on: ubuntu-latest
    env:
      APP_ENV: production  # 環境変数（通常）
    steps:
      - name: Secret Key の利用
        run: echo "Secret Key is ${{ secrets.API_KEY }}"

🔑 secrets.API_KEY とは？

• GitHub の Settings > Secrets and variables > Actions で設定
• .env ファイルを使わなくてもセキュアに管理できる！

2️⃣ Matrix Strategy（複数環境でのテスト）

Node.js や Python のバージョンごとにテストを並列実行できます。

jobs:
  test:
    runs-on: ubuntu-latest
    strategy:
      matrix:
        node-version: [14, 16, 18]
    steps:
      - uses: actions/checkout@v3
      - name: Setup Node.js
        uses: actions/setup-node@v3
        with:
          node-version: ${{ matrix.node-version }}
      - run: npm install && npm test

💡 ポイント
✅ Node.js 14, 16, 18 の3つの環境でテストを並列実行！
✅ Python や Ruby でも同じように応用できる！

3️⃣ デバッグの方法（エラー対処法）

GitHub Actions でエラーが発生したときの基本的なデバッグ方法です。

✅ エラーのログを見る

1. GitHub のリポジトリの Actions タブへ
2. 失敗したワークフローを開く
3. ログを確認し、エラー箇所を特定

✅ デバッグ用のログを出力
ワークフローの途中で echo を使ってデバッグ情報を表示できます。

steps:
  - name: デバッグメッセージ
    run: echo "::debug::これはデバッグメッセージです"

✅ 詳細なログを取得
もっと詳細な情報を出すには ACTIONS_RUNNER_DEBUG=true を設定。

env:
  ACTIONS_RUNNER_DEBUG: true

🎯 まとめ

GitHub Actions は、リポジトリのイベントに応じてタスクを自動化できる強力なツールです！
本記事では、基本の文法と初心者向けの便利機能 を紹介しました。

✅ ワークフローの基本（on:, jobs:, steps:）
✅ Secrets を使った安全な環境変数管理
✅ Matrix Strategy で複数環境のテスト
✅ デバッグの基本（エラーログの確認・詳細なログ出力）

💡 まずはサンプルをコピーして動かしてみましょう！🚀