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GitHubでスカッシュマージをしただけでは容量削減できない

2024/12/12に公開

GitHubでスカッシュマージをしただけでは容量削減できない

GitHubでスカッシュマージを行うと、プルリクエスト内の複数のコミットが1つの新しいコミットにまとめられます。このプロセスは履歴を整理し、視認性を向上させるために非常に有用ですが、リポジトリのディスク容量に与える影響については注意が必要です。

スカッシュマージの効果

スカッシュマージを実行すると、元のブランチのコミットは新しい単一のコミットに統合されます。これにより、GitHub上ではプルリクエストの履歴として元のコミットが参照可能ですが、ローカルリポジトリには新しいコミットのみが記録されます。このため、元のコミットオブジェクトはすぐには削除されず、ローカルの.git/objectsフォルダにはまだ存在します。

ガーベージコレクション(git gc)の重要性

スカッシュマージ後にローカルリポジトリでgit gcを実行することで、不要なオブジェクトが削除され、ディスク容量が減少します。具体的には、以下のような効果があります:

  • 不要オブジェクトの削除: スカッシュマージによって参照されなくなった古いコミットやオブジェクトが削除されます。
  • オブジェクトの圧縮: 複数のオブジェクトを1つのパックファイルにまとめることで、ストレージ効率が向上します。

容量管理の必要性

スカッシュマージを行っただけでは、ローカルリポジトリ内に残る不要なオブジェクトによって容量が増える可能性があります。そのため、定期的にgit gcを実行してガーベージコレクションを行うことが推奨されます。これにより、リポジトリ内の容量を管理し、パフォーマンスを維持することができます。

結論

GitHubでスカッシュマージを行った後は、その効果を最大限に引き出すためにガーベージコレクションを実施することが重要です。そうしなければ、不要なデータが残り続けてディスク容量が増加することになります。定期的なメンテナンスによって、リポジトリをクリーンで効率的な状態に保つことが可能です。

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