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Obsidian で貼り付け画像のデフォルトファイル名を変更する方法
はじめに
Obsidian で画像を貼り付けると、Pasted image 20250730133839.png のような長いタイムスタンプ付きファイル名が自動で付与されます。しかし 標準設定にはこの名前を変える項目が存在しません。本記事では、コミュニティ製プラグインを活用してファイル名を自分好みのルールに変更する方法を解説します。
TL;DR
Core 機能では変更不可。Paste image rename などのプラグインを導入し、変数ベースのテンプレートでリネームするのが最短ルートです。
なぜ変更したいのか
- ファイル名から記事タイトルや日付を判別できると管理が楽になる
- GitHub などに公開する際、ランダム文字列よりも意味のある名前の方が見た目に優しい
- 画像を外部にエクスポートする場合も検索性が向上
代表的な解決策
| プラグイン | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Paste image rename | ・貼り付け直後にリネームダイアログを表示 ・ {{title}}, {{date:YYYYMMDD_HHmmss}}, {{rand}} などの変数が使える |
⭐⭐⭐⭐ |
| Attachment Name Formatting | 元ファイル名 ${originalname} やノート名 ${notename} を組み合わせ可能 |
⭐⭐⭐ |
| Attachment Management | リネームと同時に保存先フォルダも自動振り分け | ⭐⭐⭐⭐ |
2025 年 7 月時点の情報です。最新バージョンでは UI や機能が変わる可能性があります。
プラグイン導入手順(例:Paste image rename)
- Settings → Community plugins を ON にする
-
Browse で
Paste image renameを検索 → Install → Enable -
Settings → Paste image rename でリネームパターンを設定
{{title}}_{{date:YYYYMMDD_HHmmss}} # 例) MyNote_20250730_133840.png - オプション
- 完全自動にしたい場合は「Prompt on paste」を OFF
- 画像以外のファイルも対象にする場合は「Apply to all files」を ON
よく使うテンプレート例
| 目的 | パターン | 出力例 |
|---|---|---|
| ノート名 + 日付 | {{title}}_{{date:YYYYMMDD}} |
AIツール選び_20250730.png |
| 日付のみ(ブログ用) | {{date:YYYY-MM-DD}}_image |
2025-07-30_image.png |
| ランダム値で衝突回避 | img_{{rand}} |
img_a1b2c3.png |
プラグインを使わない場合の代替案
- 手動でリネーム → ノート内のリンクを書き換える(数が多いと非現実的)
- PowerShell / bash スクリプトで一括リネーム+ Markdown 置換
- Obsidian 外で作業する必要があり、スクリプト知識が必須
まとめ
Obsidian 標準では貼り付け画像のファイル名フォーマットを変更できません。コミュニティ-プラグインを導入してルールを設定するのが最も手軽で安全です。
- 手軽さ重視 → Paste image rename
- 高度なフォルダ整理まで行いたい → Attachment Management
ぜひ自分のワークフローに合ったプラグインを試してみてください。
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