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Laravel公式VSCode拡張機能の便利さと導入メリットを解説

2024/12/27に公開

はじめに

こんにちは、booost technologiesバックエンドエンジニアのma_meです。
今回は2024年12月、Laravel公式から公開されたVSCode用の公式拡張機能を紹介いたします。
以下が公式プラグインページとアナウンスのリンクです。

公式プラグインページ

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=laravel.vscode-laravel

アナウンス記事

https://laravel-news.com/laravel-vs-code-extension-public-beta

このアナウンスを受け、VSCode上で以下の環境を整えてから約1週間ほど試してみました。

試した環境

  • _ide_helper.phpを削除
  • 公式以外のLaravel関連拡張機能を削除

この環境でも今まで以上に便利で快適にコードを書くことが出来ました。
特に驚いたのが、デファクトスタンダードになっていた_ide_helper.phpを削除しても、
この拡張機能1つで「コードジャンプ」と「コード補完」がほとんど苦無く行えたため、今回はそれらを中心にご紹介します。

1. コードジャンプの大幅の強化

まず1つ目のポイントは、コードジャンプの強化です。
これまでも様々なVSCode拡張機能を組み合わせることで、ある程度のジャンプや補完を実現できました。しかし公式拡張機能では、これがさらにスムーズになっています。

コードジャンプ対象

  • ルート
  • コントローラ
  • Eloquentモデル
  • Bladeテンプレート
  • リレーションシップ
    etc...
    ファイル間を簡単に行き来できるため、コードの追跡や参照が非常にラクになります。

2. コード補完の大幅強化

2つ目はコード補完機能の大幅強化についてです。
とくにEloquentモデルの補完は強力で、下記のような情報が自動補完されます。

コード補完対象

Modelの補完

このようなモデルの定義からDocコメントなしに補完が効くようになります。

class UserModel extends Model
{
    protected $fillable = [
        'id',
        'name',
        'profile',
    ];

    public function account(): HasOne { ... }
    public function posts(): HasMany { ... }
}

補完される内容

  • リレーションシップ
  • カラム名
  • カスタムアクセサー

他の補完対象

他にも下記のような補完対象があります。

  • Collectionメソッド
  • ルート(Route)周り
  • コントローラー
  • Bladeテンプレート
  • グローバルヘルパー

これによりタイピング量を削減できるだけでなく、ミスも減らせるため、開発効率が大きく向上します。

まとめ

まだベータ版ということもあり、今後もこまかなアップデートや不具合修正が継続的に行われる可能性が高いです。しかし、現段階でも十分に使う価値があります。
複数の拡張機能を削減できるというメリットは、VSCodeの動作を軽快に保ちつつ、セキュリティ面や更新管理の面でも負担を軽くしてくれます。
Laravel開発をよりスムーズに進めたい方は、ぜひこの公式拡張機能を導入してみてください。

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