Playwrightで、テスト実行時のブラウザ設定を検証する

はじめに

Playwrightでテストを実行する際、設定したブラウザやチャンネルで確実にテストが実行されているか確認したいことがあります。
この記事では、設定方法と動作確認の方法を解説します。

テスト実行時のブラウザ設定方法

playwright.config.tsでブラウザの設定を指定できます。
以下は、Google Chromeのベータ版を使用する設定例です。

Google Chromeのベータ版じゃなくてもいいです。

• Playwrightがサポートしているブラウザ

playwright.config.ts

import { defineConfig, devices } from '@playwright/test';

export default defineConfig({
  projects: [
    {
      name: 'Chrome-Beta',
      use: { ...devices['Desktop Chrome'], channel: 'chrome-beta' },
    }
  ],
});

TestInfoオブジェクトで確認する

設定したブラウザ、プロジェクトやチャンネルが実際に使用されているか確認するには、TestInfoオブジェクトを活用します。
beforeEachを使う時などに、組み込むことができます。
このオブジェクトには、現在実行中のテストに関する様々な情報が含まれています。
https://playwright.dev/docs/api/class-testinfo

TestInfoオブジェクトの基本的な使用方法

testinfo_output.spec.ts

import { test, expect } from '@playwright/test';

test('testInfoをログで確認する', async ({ page }, testInfo) => {
    console.log(testInfo);
});

必要な情報だけを取得する

testinfo_output.spec.ts

import { test, expect } from '@playwright/test';

test('実行ブラウザのチャンネル名とプロジェクト名を確認', async ({ page }, testInfo) => {
    const channel_name = testInfo.project.use.channel;
    const project_name = testInfo.project.name;
    console.log(`実行ブラウザのチャンネル: ${channel_name}`);
    console.log(`実行ブラウザのプロジェクト: ${project_name}`);
});

実行ブラウザのチャンネル: chrome-beta
実行ブラウザのプロジェクト: Chrome-Beta

さいごに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。