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IDFA許諾ATTプロンプト設計ベストプラクティス
概要
App Tracking Transparency API を介したトラッキング許諾プロンプト(ATTプロンプト)を提示する際のAdjustによるベストプラクティス。
事前説明用のプロンプト
ATTプロンプトを提示する前に、ユーザーから同意を得る為にカスタマイズした説得力のある事前許可プロンプトを設計する。
目的
- ユーザに信頼を与える
- データをどの様に使用するかを理解させる
レイアウト
- ATTアラートの背面に表示されるような配置
キーとなる要素
- 最適なデザイン
- タイミング
- メッセージ → オプトインの価値を示す
同意を得る為のUX戦略
標準のATTプロンプトのみでは、データの使用方法に関する説明はほぼ無いので、同意に至るユーザは極少ない。
同意を得る為には戦略的な事前許可プロンプトの設計が必要となる。
ユーザへの説明ポイント
広告のパーソナライズ
ユーザはカスタマイズされた広告に慣れている
→ パーソナライズされた広告が提示された方が良いと感じる
サービスへの信頼感
どれだけプライバシーを大事にしているかどうか
サービスの透明性(情報の取り扱いなど
プロンプトの提示タイミング
ユーザの具体的な行動マップを作成(課金まで or 本人確認へのフローなど)
提示タイミングをテストする(可能であればABテスト
タイミングの例
- 初期セットアップ中に
- プッシュ通知や他の権限許可が要求されたタイミング
- アプリをある程度利用したタイミング
- 特定タスクを実行した後
インターフェイス
説得力のあるUIを設計する。
Stephen WendelのCREATEファネル を利用する
Cue:きっかけ
Reaction:直感的な反応
Evaluation:メリット&デメリット
Ability:アクションを実行可能か
Timing:今できるか?
Execute:実行
Cue:きっかけ
同意させる為のトリガー
- 見出しやイラスト、アニメーション
- 画面内の他の要素を取り除く
Reaction:直感的な反応
ユーザーは直感的に反応し、一瞬で同意するかどうかを決定する。
直感的要素
- 楽しいか?
- 興味があるか?
- 重要か?
→ ポジティブな反応を引き出す - 同意が正しい選択であることを示す(何万人が同意している、同意を選ぶのが普通
- 綺麗な見た目、美しいUI
- 信頼を高める(大きなコミュニティに参加するなど、社会的行為の一部として決定を埋め込む
- 明確な言葉で正直に説明
Evaluation:メリット&デメリット
同意した場合のメリットを伝える
- ランダムでパーソナライズされていない目障りな広告が減る
→ 広告主側ではどうする??
Ability:アクションを実行可能か
ユーザーが何をする必要があるか?を伝える
- 例)同意をする行為のアニメーション
- 例)簡略化したポップアップのプレビュー
Timing:「今」出来るか
同意を与えることは、数週間後よりも「今すぐ」の方が価値があると言う点を伝える。
- 例)「同意するなら今」「同意確認は一度きり」などの様なフレーズ
Execute:同意可否の実行
ATTアラート提示。オプトイン(orアウト)決定。
ダークモードについて
統計的に、ダークモードを採用すると、製品やブランド全体に対する不信感が高まる可能性があるので避けるべき。
理由
- 悪意のあるWebサイトやアプリでは、画面を暗く表示したりして必要な情報を見え難くするなどの手法を使う。
- その他、ユーザーを騙す為に使用される事がある。
→ どちらかと言うとネガティブなイメージ
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