😀
試験用サーバを VirtualBox で立ち上げる
はじめに
以前に作ったのですが、メモを作ってなかったので、とりあえずここに記します。
やりたいこと
- ホストからゲストにアクセス可能
- ゲストからホストにアクセス可能
- ゲストから外部にアクセス可能
- 外部からゲストにはアクセスできない
というようにしたいと考えています。
必要な設定
ホストオンリーネットワークの作成
マネージャーで「ツール」を選択すると、ネットワーク設定のパネルが出ます。
「ホストオンリーネットワーク」のタブを選択します。
下の設定記述部で
- 「アダプター」タブで
- 「アダプターを手動で設定」を選択
- 「IPv4アドレス」を "192.168.56.1" にする
- 「IPv4ネットマスク」を "255.255.255.0" にする
- 「DHCPサーバー」タブで
- 「サーバを有効化」にチェックを入れない (無効にする)
こうしたうえで「作成」ボタンをクリックします。
一般ユーザ権限なら管理者への昇格を求められますので、昇格させると、ホストオンリーネットワークが生成されます。
このあと、一覧に出現するホストオンリーネットワークの名前は覚えておいてください (ふつうは一つだけなので覚えるまでもないです)。
個別インスタンスの設定 (共通)
インスタンスのネットワーク設定を次のようにします。
- 「アダプター1」は(ゲストから見たら)インバウンド用で次の設定を施します。
- 割り当てを「NAT」にする
- 「アダプター2」は(ゲストから見たら)アウトバウンド用で次の設定を施します。
- 割り当てを「ホストオンリーアダプター」にする
- 名前を、ホストオンリーネットワークの生成時に出現した名前を選択します。
FreeBSDの設定 (192.168.56.68)
FreeBSD機を作って、192.168.56.68
で受けられるようにします。
/etc/rc.conf
に次のように設定します。
ifconfig_em0="DHCP"
ifconfig_em1="inet 192.168.56.68 netmask 255.255.255.0"
defaultrouter="10.0.2.2"
-
em0
は「アダプター1」に該当するので、DHCPを出してもらうことになります。 -
em1
は「アダプター2」に該当するので、固定IPアドレスを設定します (ここでは192.168.56.68としています)。 - デフォルトルータは
em0
(NAT)側に出します。仮想ルータのIPアドレスが10.0.2.2
になっているのは仕様としてそうなっているようです。
システムインストール時はem0
だけ DHCP で繋げられるようにしておくと、バイナリ等のダウンロードが可能となります。その後でem1
の設定をするといいと思います。
Ubuntuの設定 (192.168.56.69)
今度は Ubuntu機を作って、192.168.56.69
で受けられるようにします。
インストール時に、"Network configuration" で設定します。
-
enp0s3
は「アダプター1」に該当するので、自動でコンフィギュレーションしてくれます。 -
enp0s8
は「アダプター2」に該当するので、"Edit"/"Manually" で、固定IPアドレスを設定します。- Subnet: 192.168.56.0/24
- Address: 192.168.56.69
- Gateway: (なし)
- Name servers: (なし)
- Searech domains: (なし)
/etc/netplan/00-installer-config.yaml
は次のようになっています。
network:
ethernets:
enp0s3:
dhcp4: true
enp0s8:
addresses:
- 192.168.56.69/24
nameservers:
addresses: []
search: []
version: 2
おわりに
いかがだったでしょうか。設定をどこかを参考にして書いてるはずなんですが、どこから引き写したか記憶が定かでないとかなんとか。
すみません。
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