Ubuntu 24.04 でwineを動かすためにやったこと

ThinkpadをUbuntu24.04 + Omakubu で快適に使えるようになってきたところで、Windows固有のアプリを動かすのにいちいちデュアルブートのWindows立ち上げるのもかったるいなと思い始めた。ここはwineを使うべきだろう。
wineを動かすまでに必要だったことをメモしておく。

wine, winetricksのインストール
このページを参考にwineとwinetricksをインストールする。しかしそれだけではだめだった。
wineには32bit版と64bit版があるらしく、単にwineとwinetricksをインストールだけでは64bit版しかインストールされない。wineを起動すると32bit版も入れろという指示が出る。
ググっても的はずれな回答しかなかったので、素直に指示のまま32bit版を入れたら解消した(ただし追加で1GBほどの容量を食う。32bitのランタイムライブラリとか一式をインストールするためだと思われる)
$ sudo su
$ dpkg --add-architecture i386 && apt-get update && apt-get install wine32:i386
これでwinetricksも動くようになった

wineのドライブ
- windowsのCドライブは
~/.wine/drive_c
- ユーザーのホームディレクトリは
~/.wine/drive_c/users/<user>
ただドキュメントやダウンロードなどはUbuntuのホーム下のドキュメントやダウンロードにシンボリックリンクされている。便利

fontのインストール
標準だとUIの日本語メニューが化けている。
を参考にフォントをインストールする。困ったことにUme FontはSourceforgeがオワコンになったためダウンロードできない。Debianのパッケージにあるのでapt-get でインストールする。
sudo apt-get install fonts-horai-umefont
でOK。Notoフォントは上記ページに記載の通り、Googleからダウンロードしてきてopentypeのディレクトリに入れる。
レジストリ更新ファイルはWindowsアプリで作成するのが良い。
Notepad++をwineでインストールして、上記ページの内容をそのままコピーして保存した。
あとは記載のとおりregeditでレジストリ編集して実行すれば日本語フォントが通るようになった。

こんな感じで悪くない