Open1

記憶域のHDDが破損したとき

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Windows 11では記憶域も新しいUIがサポートされた。
一番下の物理ディスクが破損しているのだが、とくにアイコン等があるわけでもなく分かりづらい。

物理ディスクのプロパティを押すと状態が廃棄済みになっている。

破損したディスクはイベントログに記録され,I/Oエラーの場合203番が記録される。
イベントビューア アプリケーションとサービスログ Microsoft-Windows-StorageSpaces-Driver/Operational

従来の画面では、分かりやすく、使用を中止しましたと表示される。
破損したディスクのデータは冗長性を最大化するような挙動をとるようである。健全なディスクに目いっぱいデータを移動していることがわかる。一番下のディスクが99.9%の使用率になっている。
しかし、すべてのデータの冗長性が保たれているわけではないためエラーのままとなっている。
Windows 11 22H2からディスクの健康状態にシビアになったようである。
22H1の時はこのディスクはIOエラー、SATAリセットが時々発生していたがストレージプールから
外されることはなかった。22H2になってから外される動作をしており、より信頼性が高まる挙動となったのだと思われる。
(このディスクはもともと購入時からエラーが発生し、信頼性の低いものだった。HGSTの同じ型番のHDDではあったが、プラッタの駆動音がことなり振動・発熱がおおく、Firmwareの番号も異なることから、シリーズ名は一緒でも内部はだいぶ異なるものだったのかもしれない。)

Storage Jobの挙動

Repairが途中状態になっていることがわかる。