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Mac mini(M1,2020)のセットアップ備忘録

2022/04/16に公開

Mac miniのセットアップ手順(普段使うツール類を導入するまで)を備忘録として記載します。

動作環境

  • Mac mini (M1, 2020)
  • macOS Monterey(バージョン12.3.1)

初期設定

キーボードとマウスは普段以下を使用していますが、やはりというべきか初期セットアップ(言語の設定やネットワークの設定等)ではBluetoothの設定ができないため、別の(USBコネクタ対応の)キーボード、マウスを使用してセットアップを実施しました。

  • キーボード:logicool MX Keys Mini
  • マウス:logicool MX Ergo

初期セットアップ後、[システム環境設定]->[Bluetooth]でキーボード/マウスを繋いで設定しました。
キーボードについて、キーボード設定アシスタントを使ってJIS(日本語)にセットアップしましたが、英語配列のまま変わらず、、、という状況になりましたが、Ctrl+Spaceで英語(ABC)→日本語へ変換すると、日本語配列に設定できました(ここはあまり腑に落ちてないところですが、設定できたので次に進みます)

セキュリティ周り

「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」にアクセスし、以下2つをオンにします

  • FileVault
  • ファイアウォール

各種ツールのセットアップ

以下の流れでセットアップを実施します。

  1. brewインストール(Xcodeのインストール含む)
  2. fishの設定
  3. VSCodeの設定

1.brewインストール

Homebrewに記載されているワンライナーのコマンド実行してインストールします。

% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

上記Homebrewインストールの中でXcodeについてもインストールされます。
インストールが終わると次のアクションについての出力があるので、それに従ってコマンド実行していきます。
要はbrewコマンドが使えるようにパスの設定をzshのプロファイルに設定しましょう、ということです。

% echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> /Users/hoge/.zprofile
% eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"

これでbrewのインストールは完了です。
続いてbrew経由で普段使用しているツール類をインストールしていきます。

% brew install git fish ghq peco neovim
% brew install --cask firefox quicksilver visual-studio-code shiftit karabiner-elements

fishは普段使用しているシェルになります。詳細はfish shell導入してみたにて紹介しているので割愛します。
ghqやpecoについてはgit周りの作業改善ツールです。正直使ったことがなかったので、このMac miniセットアップを機に使っていこうと思います。
Quicksilverはランチャーツールです。MacだとAlfredなどが有名かと思いますが、
Apple Silicon MacやmacOS 12 Montereyに対応した多機能ランチャー「Quicksilver v2.0」がリリースの記事を見かけ、久しぶりにQuicksilverを使ってみようと思って導入してます(QuicksilverのBezel型のポップアップが好みです。デフォルトはPrimer型になっているのでBezel型に変更してます)
shiftitはウィンドウ分割ツールです。Windowsライクにウィンドウを移動させたいことが多いので導入してます。shiftitのデフォルト設定では「Ctrl+Opt+⌘+カーソルキー」という形で若干使いづらいため、「⌘→」で右にウィンドウを移動みたいな形に設定しています。
karabiner-elementsはキーバインドをカスタマイズするツールです。Windowsキーボード操作に慣れているため、Windowsっぽくキーバインドを変更するために使用します。

karabiner-elementsでは、下図のようにコピペがWindowsと同じキー操作となるようにCommandとControlのキー配置を入れ替えます。
karabiner-elements01

ただ、上記設定をしてしまうとウィンドウの切り替えがWindows操作時とは異なってしまうため、Command+TabをControl+Tabに変更します(下図)。ルールについてはインターネットからダンロードできるのでインポート&有効化(Enabled)します。
karabiner-elements2

2. fishの設定

Mac mini(M1, 2020)では、デフォルトのシェルがzshとなっているのでfishに変更します。
また、fishでbrewが使用できるようにパスの設定を実施します。

% echo $SHELL
/bin/zsh
% whereis fish 
fish: /opt/homebrew/bin/fish /opt/homebrew/share/man/man1/fish.1                                                             
% echo /opt/homebrew/bin/fish | sudo tee -a /etc/shells
% chsh -s /opt/homebrew/bin/fish
% vim ~/.config/fish/config.fish
% cat ~/.config/fish/config.fish
if status is-interactive
    # Commands to run in interactive sessions can go here
    eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
end

fish用のパッケージマネージャとしてFisherを使います。

% curl https://git.io/fisher --create-dirs -sLo ~/.config/fish/functions/fisher.fish
% fisher --version
fisher version 4.3.1

文字化けするようなのでPowerlineフォントをインストールフォントについてダウンロードします。
(以前はfisher add <プラグイン>という形でしたが、fisher installという形に変わってます)

% fisher install oh-my-fish/theme-bobthefish jethrokuan/z oh-my-fish/plugin-peco
% git clone https://github.com/powerline/fonts.git
% cd fonts
% ./install.sh
% cd ../
% rm -rf fonts

3.VSCodeの設定

VSCodeインストール後、以下の拡張機能をインストールします。核拡張機能の説明は省略します。

拡張機能
  • Dracula Official
  • GitLens
  • HashiCorp Terraform
  • Japanese Language Package
  • Kubernetes
  • Markdown All in one
  • markdownlint
  • Marp for VS Code
  • VSCode Neovim
  • Todo+
  • YAML

VSCodeのターミナルを多用するため、デフォルトのシェルをfishに変更します。
Code->基本設定->設定の「Terminal>Integrated>Default Profile:Osx」のパラメータをnullからfishに変更します。また、VSCodeのターミナルを使用する場合は、設定画面からフォントファミリの先頭に、'Source Code Pro for Powerline'を追加します。(おそらくスペースを含む場合はシングルクォートでくくる必要があります)。設定画面において「font」で検索すると設定箇所を見つけやすいです。

また、Settings Syncを参考に、VSCodeの設定ファイル(Settings.json)の同期をGitHub経由で連携する設定をしました。同期設定をするとGitHub上にVSCode用の新しいリポジトリが作成されるわけではありませんでした。どこまで同期させるか(同期拒否させるか)はjsonファイルで細かく設定できるようです。

VSCode Neovimの設定を実施します。VSCodeの設定ファイル(settings.json)を開き、neovimのパスを指定します

パラメータ名
Neovim Executable Paths: Darwin /opt/homebrew/bin/nvim

VSCode Neovim使用時に、移動コマンド(j,k,h,l)を押し続けた際に連続で移動できるように設定します。
以下のコメントをVCCodeのターミナルで実行します。

$ defaults write com.microsoft.VSCode ApplePressAndHoldEnabled -bool false 
$ defaults write com.microsoft.VSCodeInsiders ApplePressAndHoldEnabled -bool false

まとめ

Apple Storeで注文してから約2週間後にMac miniが届いたので、セットアップがてら手順を備忘録として残してみました。メモリとストレージをカスタマイズしたことでAppleの中国支店経由で発送される形になったようですが、コロナ禍で発送にかなりの遅延が発生しているようです(配送予定日より10日程遅れて届きました)。が、やはり新しいマシンはいいですね。とりあえずのセットアップが完了したので、色々試しながらカスタマイズしていきたいと思います。

参考

ghqでリポジトリ管理とpeco連携で快適git生活

VS Code Settings Sync

Apple Silicon MacやmacOS 12 Montereyに対応した多機能ランチャー「Quicksilver v2.0」がリリース

VScodeのVimでクリップボードにコピー、連続入力の方法

GitHubで編集を提案

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