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韓国にいって登壇してきたお話

2024/09/09に公開

9/7 Microsoft Korea にて、韓国の Power Platform コミュニティの皆さんに対して、現地の Microsoft MVPs と共に、日本の Power Platform コミュニティについてどういった活動をしているのかと、実際に Japan Power Apps Oachestra でやっている、Power Apps で作ったピアノ演奏を、実際に皆さんにも作ってもらうハンズオンを実施したうえで、日本のMVPである、中村 太一さんに指揮してもらいながら体験してもらいました!

そもそもの経緯

私は、Microsoft Regional Director である、吉島さんに、お誘いいただき、毎年 Directions ASIA という、中小企業向けのサービス、Microsoft Dynamics Central のイベントに登壇させていただいてます。
そこでは、日本とはまた違った様々な学びがありまして、自分の力や自信の向上に寄与しています!
だからこそ、ほかの皆さんにもコミュニティを通じて国際交流ができればいいなと思いまして、韓国好きでもある、日本の Microsoft MVP CPM(Community Program Manager) の森口さんに、隣国でもある韓国のMVPとなんかやりたいよねというお話をずっとしてましたところ、実際に現地のMVPとの会合の場で出していただきまして、興味を持っていただき、まずはキックオフをしてみましょうということになりました。

5/21 キックオフ

3か月半ぐらい前から開始したこのプロジェクト。
まずは何をするか?というお話になり、自己紹介もそこそこに、日本の Power Platform コミュニティについて簡単に紹介させてもらいました。
日本では、本来 ビジネスアプリケーションを開発するためのものである Power Platform を使ってゲームを開発したり、楽器を作ってそしてそれを使って演奏するコミュニティがあることにとても強い興味を示して頂き、簡単なハンズオンと日本のコミュニティの紹介をすることはどうかという話でまとまりました。
簡単なハンズオンとしては、Japan Power Apps Oachestra 主催でもある、小玉さんのこちらの記事Power Apps でピアノアプリを爆速で作る方法をやればどうかというお話になりました。
早速キックオフ中に本人への確認を取り、無事了承を得られることが出来ました。

7月中にこのピアノアプリの英語訳の作成をすることで同意し、キックオフは無事終了しました。

その後バカ忙しくなるワイ氏笑

あと数か月もあるからのんびりやろうと高を括ってましたが、毎度のことながら悉く忙しくなってくるんですよね笑
特に会社内の事情もありまして、いろいろな書類のやり取りなども発生したことでてんやわんやとなってしまい、気が付けば7月末ももうすぐそこ、いやてか無理やろぐらいまでになってしまいました。

結局仕上がったのは 8/6
ようやく提供バージョンでの手順作成が完了しました。
https://github.com/Rinatamu/PowerAppsKoreaUGEventHandsOn/tree/main/PianoApp

2度目の打ち合わせ

無事ハンズオン手順が出来上がり、現地のメンバーにも実際に試してもらい、問題がないことを確認いただきましたので、当日の段取りとか、イベントページについての議論を行いました。
実はこの打ち合わせの前あたりまでは、日本からは私と森口さんのみが行く想定だったのですが、ここで太一さんも参加していただけることになりまして、太一さんとしてはキックオフという感じで始まりました。

そして出来上がったイベントページがこちらになりました。
https://event-us.kr/powerplatform/event/89268?fbclid=IwY2xjawFLGNJleHRuA2FlbQIxMAABHc843uuS7fI8rv72OVzx7qxTiVfZzQqpFgDfeC-SoJNg4ih9dKGW9WrvCg_aem_eIqJDXSuJmCzGA8JP1nBvQ

「Super Hands-On w/s Korean and Japanese MVPs!」

当初は内心「スーパーハンズオンなんて大げさじゃないか??」と思ってましたが(でも言い出しっぺは私笑)これが案外そうでもないということに当日気づかされることになります。

もう一方のスライド・・・

さて、ハンズオンの資料は準備できましたが、もう一つ・・・
日本のコミュニティはどんな感じなの?というお話。

作成する前はこの2つのスライドだけが構想にありました。

さてこの二つの構想をどのように膨らませるか・・・
英語スライドということもありまして、非常に苦慮しました笑

なんだかんだでこのスライドができあがったのは、9/6の午前2時。
なんと登壇前日で韓国に移動する日笑
そしてそのあとにようやく2泊3日の準備に取り掛かり、結局貫徹のまま韓国に移動することになったのでした😃

9/6 Microsoft Korea 到着。そしてそのまま

ちょうど16時ぐらいから、韓国の Microsoft MVP や Regional Director 、Microsoft Learn Student Ambassador の会合があってたようで、私は17時半ぐらいに到着しました。
そして、そのままいろんな方の発表を聞かせて頂きました。

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1831991786518290703

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1831998388629582296

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1832024638110740854

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1832026146890031542

韓国の皆さんも、様々な情報発信や社会に対する貢献活動を積極的にやられていて、とても素晴らしいなと思いました!
そんな中、なんと私も登壇することにwww

翌日に控えたイベントでお話しする日本のコミュニティについて、冒頭あたりの内容だけに絞ってお話させて頂きました!

https://x.com/Rie_Moriguchi/status/1832016264895791377

なお、現地には日本語も堪能な 韓国のMVP、Jinseok Kim さんが、親切に日本語を韓国語に通訳していただき、非常に助かりました!
飲み会の席で、ぜひ「Regional Connector」という新しい称号を彼に与えてほしいと強くCPMの方にお伝えしたぐらいです笑

私の後には、日本の Microsoft RD でもある、三宅さんも登壇され、Azure に対する強い愛を心行くまで語られていました😃

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1832006054085087294

その日は22時までイベントが開催され、その後近くの居酒屋で2時近くまで飲んでましたとさ😃
!

9/7 イベント当日

当日は13時ごろから準備開始。
本当は 韓国 MVPs からのイベントの趣旨説明、そしてハンズオンが先で、その後コミュニティについてを解説する手筈となっておりましたが、諸事情で入れ替えが発生し、コミュニティについて先にお話しすることになりました。

今となってはこの流れで正解だったかなと思います。
日本のコミュニティってこんな風にやってるんだよーっていう全体の説明をした上で、ハンズオンでアプリ作成と共に、日本のコミュニティイベントを実際に体験してもらうという構図になったのは非常に良い流れだったと思います。

https://x.com/Rie_Moriguchi/status/1832291574228906025

Japan Power Platform Communities Activity Introduction

当日使用したスライドです
https://www.docswell.com/s/rinatamu/KR229G-PPFKoreaEvt01

ここで言いたかったことは
「楽しんだもん勝ち」という文化があるということ。

日本にはいろんな種類があって多くのコミュニティがある。コミュニティのあり方は自由だし、みんなそれぞれの価値観がある。
だからこそ好きに作ってもいいし、楽しいものは楽しいって言い合えればそれでいい。
個人的には一種の推し活だとも思っていて、そういうのを共有する場がコミュニティなのかなと思っています。

正にこの辺のお話かなと
https://www.youtube.com/watch?v=8ORNBpzgghA

そして、登壇することはより多くの学びを得られる素晴らしい活動だし、緊張しなくてもいいし、手を挙げた時点で100点!なんてこともよく言われるけど、どうしても障壁っていうのはぬぐえない。

だからこそ、こじんまりとしたコミュニティであれば、まだその障壁も小さくて済むし、そこで登壇することに慣れてもらい、そこから順次、より大きなコミュニティでの登壇にステップアップすることが大事。
これって、企業の内製化も同じことが言えるよね!まずは重要ではない業務の内製化から始めてみる。第一歩は小さくていい。
あとからどれだけでも大きくすることができるから。

そして、このイズムはパブリックなコミュニティだけでなく、日本企業内でも取り入れ始めており、業務改善を自発的に行うための場としてコミュニティを活用して、業務改善を促すマインドセットを形成することが、日本の未来をより良いものにできる手段であり、Microsoft MVP としてこれからも双方を支援していきたい

そういう気持ちを、多分初めて公の場でお話しました笑

Pianoアプリハンズオン

皆さん、真剣にピアノアプリを作ることに集中されており、また時折入る解説には耳を傾けながら、きちんとメモを取っている様がとても素晴らしいと思いました。

そして、わからないことがあれば、コミュニティメンバー同士が助け合う姿も見て取れて
「あー、これがコミュニティだよなぁ」
という気持ちになりました。

参加者には、デザイナーの方もいれば、開発者の方もいたり、まったく触ったことのない人もいたりと本当に様々な方がいらっしゃいました。

いろいろありまして、予定時間をかなり超過しましたが、皆さんピアノアプリがきちんとでき、満足されておりました。

作ったピアノアプリで演奏会

皆さんが作成したアプリをもって、壇上に来てもらい、「ドレミの歌」を演奏いただきました。
一人一人がそれぞれの音を出すというスタイルでしたので、9名募集しましたが、直ぐに集まり、演奏会の準備もスムーズに行うことができました。

何回かの練習を経て、本番を迎えたのがこちらの動画です。

https://x.com/Rinatamu_ITDR/status/1832328313337204811

一生懸命演奏されて、とても多くの拍手に包まれて、温かいひと時を過ごすことができました😃

質問コーナー

日本の Microsoft MVPs に対する様々な質問がありました。
日本ではどのように Power Platform が使われているのかとか
今回作ったアプリを友達にも共有したいのだけどどうしたらいいのか
Power Platform のようなローコードやノーコードのサービスやアプリをオープンソースで展開されるような機運はあるのか

などなど、非常に様々な質問が飛び交ってました!
皆さん、本当に遠慮なく、矢継ぎ早に質問をしていただいたおかげで、イベント終了時間ギリギリまで終わらなかったのは本当にすごいなと思いました。

イベントを経て私たちが感じたこと

まずびっくりしたのは、コミュニティに参加されている方の意気込みがものすごいです。
登壇中、そしてハンズオン中に寝てる人なんか一人もいませんでした。
なんなら、真剣にメモを取っているところが印象的でした。

質問の際も、メモしておいた内容を読み上げながら行って、また深堀までしていくという流れを皆さんされており、非常に多くの、半分以上の方が質問をされていました。

質問の内容も、なかなか答えにくいものから、超初歩的な内容まで様々であり、私たちも「なんでも質問してきていいよ」と言いますが、本当になんでも質問をしてくれて、驚きとともに、とてもうれしい気持ちになったものです。

全体を通して、参加者のマインドセットの根幹に、「時間の価値」と「重要性」をとても理解しているのだなと思いました。
せっかく参加しているのだから、少しでも多くの学びを得たい。それをひしひしと感じました。
実際に聞いてみましたが、イベント中に寝る人は見たことがないという方が多く、つまんなかったら帰るというのが一般的なようです。

この辺も韓国ならではの考え方かなと思いました。

そして、今度は運営側。
まず驚いたのが、今回のハンズオン環境を予め、運営側が用意していたこと。
僕らの場合は、手順を事前に提供して、イベント前までに自分たちで用意しておいてね!
用意してないとハンズオンできないよ!!というスタイルを取っています。

そして、ハンズオンの際には、韓国のMVPが、一つ一つの手順に対する解説を、事細かに行っていました。普段のイベントであれば30分~40分ぐらいで、余ったらお題用意して、実際にやってみましょう!みたいなノリを考えていましたが、全然1時間半かかりましたからね笑

私より解説のMVPの方がしゃべってるんじゃないかと思ったぐらいです。

韓国の MVPs からの感想

間接的に聞いた部分なのですが、まずそもそもこういう「遊び」をテーマにしたコンテンツを作るという発想さえできなかった自分たちがとてもショックだったということ。
そして、今回のイベントにおいて重要な、体感して体験するという学びがいかに大事なのかということを思い知らされた。
ゲームのコミュニティもまた非常に素晴らしく、参加者の心をつかむ内容はぜひ自分たちも実践したいというようなお話でございました。

まとめ

まずは、韓国 MVPs の皆さん、本当にありがとうございました。
特に言葉の架け橋をしてくださった Jinseok Kim さん には、感謝してもしきれないです。
正にこのイベントを成功に導いた立役者だと思います。

また、日本からも 三宅さん、太一さん、森口さん、そしてわれらが おだしょー
彼は、わざわざ撮影をしにソウルまで来てくれたの本当に感謝しかないです!
Q&Aコーナーでも回答いただきましたし、本当にうれしかったです!

国際交流と言えば聞こえはいいですが、こんな感じでコラボした結果、とても大きな実りを得られたことが自分にとっても、そして自分に関わる全ての皆さんにとってプラスになったのではないかなと思います。
またこのような機会を繰り返し起こしていきまして、皆さんが気軽に交流できる新しいコミュニティを形成できればより素晴らしい結果が期待できるんじゃないかなと思いました。

みんなー、越境はいいぞー!😃

最後に(Special Thanks)

ご協力ありがとうございました!!

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