【入社エントリ】Bizibl にジョインしました中尾です
2025年5月から Bizibl Technologies にエンジニアとして参加しました、中尾(なかお)です。
入社して3ヶ月が経ち、ようやく「Biziblの開発現場ってこういう空気なんだな」というのが肌で分かってきました。せっかくなので、入社前とのギャップや今の業務、そしてこれから挑戦したいことを、できるだけリアルに書いてみます。
入社して感じたギャップ
まず、スピード感の桁違いさにびっくりしました。
大手企業では「年間10%成長すれば順調」と言われますが、Biziblはその角度を月単位で求められます。施策は複数を同時並行で担当し、毎月かなりの数の機能リリースがされていますし、導入いただいているお客様からも「エンジニアがいっぱいいるんですか!?」と驚かれるほどです。(メインで開発をしているエンジニアは僕を入れて3人です)
そして、なんといっても緊張感がすごいです。
Bizibl ではリアルタイムなウェビナー配信サービスを提供しており、一度配信が始まればロールバックはできません。配信トラブル=お客様のマーケティング施策そのものの失敗 なので、スピードと同時に品質の担保も必須です。「速く動く」だけではなく、「正しく動く」ためのバランス感覚が常に試されます。
ただ、嬉しい意味でのギャップもありました。
Bizibl はドキュメンテーション文化が非常に強く、施策内容やカスタマーフィードバックは全て Notion に記録され、開発チケット上では要望背景や意図も追跡可能になっています。蓄積させるだけでなく、これらを根拠として開発方針の意思決定をするなど生きたナレッジとして活用されています。
さらに、定例会では不要なプロセスを容赦なく削ります。(そもそも定例がなくなるなんてこともザラにあります。)
現在の業務内容
1. ウェビナー配信ツールの開発・運用・保守
ウェビナー配信ツールの機能開発をメインで担当しています。開発だけでなく、数千名規模でも高品質な配信を実現するために、ログ設計や障害対応フローを整備しており、これまで触れてこなかった特殊な領域に挑戦できていると感じます。難易度は高いですが、その分やりがいも大きいです。
2. 新規プロダクト開発
ウェビナーだけでなく、展示会でやり取りする名刺をデータ化するスキャナーの開発も行いました。プロダクトオーナーと共に要件定義をしながら、コーディングに関しては一人称で担当したので入社後すぐのアサインでしたがいい経験ができたなと思っています。
「名刺をスキャンする」というシンプルな体験についても、撮影する際の角度やアップロード後の画像圧縮比率などで読み取り精度が10~20%変わったりするなど、ある種研究っぽい側面もあり非常に興味深いです。この辺は個人的に参画できて良かったポイントです。
こういう新規プロダクトの開発もポンっと当たり前のように任されるので裁量を持って進められますし、自ずと責任感も強くなっているのを感じます。
3. 開発グループのマネジメント
2025年4月から開発グループ長になり、エンジニアとQAのフロー整備やタスク管理を担当しています。今は特にE2Eテストの自動化をテーマに施策を進めており、HTML の要素1つずつに data-testid を付与していくなど地道な部分もありますが、生成 AI との相性もよく、少しずつですが自動化できる見通しが立ってきています。
4. AIツールの導入・チューニング
入社直後から Cursor や Devin を導入し、生成 AI 活用を主導してきました。プロンプトの書き方ひとつで開発効率がガラッと変わるのが面白いポイントです。また、Slack や社内ドキュメントを学習ベースにした AI Bot を作り、調べものにかかる時間を大幅に削減できないか試しています。
チームカルチャー
Biziblのエンジニアは全員が自立した「プロ」でありながら、チームとしての一体感も強い印象です。ある機能の要件定義を軽くハドルで相談したら、気づけば1時間近深掘り議論になり、設計や非機能要件まで話が広がりました。各自の担当はありつつも、「より良いものを作るためなら時間を惜しまない」というスタンスが全員にあるので、文字通り一緒に戦っている感があります。
また、マネジメント層が顧客視点を強く持っていることも印象的でした。単に技術的に可能かどうかだけでなく、顧客の本質的な課題を掘り下げ、その上で代替案を提示する姿勢は非常に学びが多いです。
これからの挑戦
今の目標は、自分とチームの開発効率を10倍にすることです。
生成 AI をとことん使いこなし、テンプレ作業はすべて自動化か AI 移譲していきたいです。人は「考えること」に集中できる環境を作れるんじゃないかなと思ってます。
Bizibl の成長スピードをさらに加速させながらも、安全で安定した開発を回せるチームを作りたいと思っているので、そのために技術と組織の両面からアプローチを続ける必要があるとも感じています。あと単純に生成 AI を使って試行錯誤をする過程が好きなので、せっかくやるならまずはグループ内から業務効率化をして、最終的には全社を巻き込んだ取り組みができるといいなと思ってます。
最後に
正直、安定した環境からスタートアップに飛び込むのは怖かったです。
でも、リスクを取ったからこそ見える景色や得られる経験は確かにあって、毎日が挑戦で、その分だけ自分も伸びている実感があります。
もし今の自分と同じように「安定からの一歩」を迷っている人がいたら、参考になればうれしいです。
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