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XserverVPSにSubversion(SVN)を導入する方法
ファイル管理にSVNを導入するケースがあると思います。
新規でSVNを導入するために、必要な手順をまとめました。
前提条件
・自社サーバ(オンプレ)がない
・XserverVPSを利用する(Xserverレンタルサーバだとroot権限で接続できないため、SVNが導入できない)
・OSはAlmaLinux9
Apacheを導入
- Apacheパッケージのインストール
まずは、Apacheのパッケージをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
sudo dnf install httpd
- Apacheの起動
Apacheを起動するには、以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl start httpd
- Apacheの自動起動設定
システム起動時に自動的にApacheを起動するように設定します。
sudo systemctl enable httpd
- 動作確認
Apacheが正しくインストールされ、起動していることを確認します。
http://IPアドレス/
もしApacheの初期ページが表示されれば、正常に動作しています。
接続できない場合は、接続許可ポートに80が許可されているか確認してください。
Subversionを導入
- Apacheパッケージのインストール
まずは、Subversionのパッケージをインストールします。以下のコマンドを実行してください。
sudo dnf install subversion mod_dav_svn
- svnserve.confの作成
インストールが完了したら、svnserve.confファイルを作成します。以下のコマンドを実行してください。
vi /etc/httpd/conf.d/subversion.conf
以下の内容で保存します。
<Location /svn>
DAV svn
SVNParentPath /var/www/svn
AuthType Basic
AuthName "SVN Authentication"
AuthUserFile /etc/svn/svn-auth
Require valid-user
</Location>
- SVNリポジトリと認証ファイルの作成
SVNリポジトリディレクトリと、認証ファイルの置き場所を作ります。
mkdir /var/www/svn /etc/svn
次にリポジトリを作成します。
cd /var/www/svn
svnadmin create doc
リポジトリのディレクトリにhttp経由の書き込み権限を付与します。
chown -R apache.apache doc
認証ファイルの作成をします。
touch /etc/svn/svn-auth
htpasswd -cm /etc/svn/svn-auth admin
New password:と出力されるので、パスワードを入力して設定します。
- 環境設定ファイルの変更
以下を実行し、環境設定ファイルを変更してください
vi /etc/sysconfig/svnserve
以下の内容を変更します。
OPTIONS="-r /var/www/svn"
変更が完了したら、再起動
sudo systemctl start svnserve
sudo systemctl start httpd
- 動作確認
http://IPアドレス/svn/doc/
で接続します。
以下のように表示されたらSVNリポジトリ作成完了です。
TortoiseSVNなどを利用して、チームに展開しましょう。
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