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古き良きゲーム木探索

このスクラップは?
ゲームAIに関する古めの本を読んで面白かった知見を書く。
最近の本はスコープ外気味(大変なので)

『コンピュータ将棋の進歩』
書誌情報
著者:松原仁
発売年:1996年
ISBN-13:9784320027992
キラーヒューリスティック
別の場面で最強の応手は他の場面でも有効なことが多いのでmove orderingで優先する
相手モデルを考慮したゲーム木探索(Oppornet-Model search, OM search)
普通のミニマックス法は常に自分が見つけた最強の応手を採用するが、OM searchでは相手のミスを考慮できる。下手との駒落ち対局などで役立つ。
相手のクセのエクスプロイトとかにも良さそう。
詰将棋プログラム
本書は詰将棋専用AIの話題も多い。
余詰や別解のチェックは普通のαβカットできないという点で難しさがあるらしい。
あと「美しい詰将棋」の評価の話なども。