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Wslconfigを使用したWSL2の設定
概要
WSL2 の設定について調べた備忘録です。
今回の記事についてはMicrosoft ドキュメントをメインに引用しております。
設定
使用可能な環境
Windows ビルド19041
以降で使用可能です。
コマンドの実行はコマンドプロンプトもしくは PowerShell で行ってください。
設定ファイル
C:\Users\<yourUserName>\
に.wslconfig
ファイルを作成し、そのファイルに設定を書き込んでいきます。
サンプルは以下です。
[wsl2]
kernel=C:\\temp\\myCustomKernel
memory=2GB
processors=1
WSL2 の設定
セクションラベルは[wsl2]
です。
wslconfig
ファイルにはKey=Value
の形で記載していきます。
Key | Value | default | 備考 |
---|---|---|---|
kernel | string | Microsoft が提供するカーネル | Windows 上にてカスタム Linux カーネルへの絶対パスを指定する。 |
memory | size | Windows 上の合計の 50%か 8GB のいずれか少ない方。ビルド20175 以前は Windows の合計メモリの 80%。 |
WSL2 VM に割り当てるメモリ量。 |
processors | number | Windows 上と同じ数のプロセッサ数。 | WSL2 VM に割り当てるプロセッサ数。 |
localhostForwarding | boolean | true |
WSL 2 VM のワイルドカードまたはlocalhost にバインドされたポートがlocalhost:port を介してホストから接続可能である必要があるかどうかを指定するブール値。 |
kernelCommandLine | string | なし | 追加のカーネルコマンドライン引数。 |
swap | size | Windows 上のメモリサイズの 25%に最も近い GB に切り上げられた単位値。 | WSL 2 VM に追加するスワップ領域の大きさ。スワップファイルがない場合は 0。 |
swapFile | string | %USERPROFILE%\AppData\Local\Temp\swap.vhdx |
Windows 上でのスワップバーチャルハードディスクへの絶対パス。 |
path
を指定する場合はエスケープされた円記号を含む Windows パスである必要があります。
size
を指定する場合はサイズの後に単位が続く必要があります(例: 8GB
, 256MB
)。
変更の有効化
変更を有効にするためにはwsl --shutdown
コマンドにて WSL2 VM を再起動する必要があります。
参考文献
Discussion