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Power BIの基本機能:カスタム列
大分類:データ加工
小分類:列操作
位置:リボン - 列の追加タブ
ボタンの位置
本機能は以下の箇所からアクセスできる。
- 画面上方のリボンの列の追加ブ内
機能の概要
機能説明
項目 | 説明 |
---|---|
ボタン名 | カスタム列 |
機能/効果の説明 | 新しい列を追加し、その列の値をデータテーブル内の他の列や式に基づいて計算することができる。 カスタム列ではM関数を使用することができ、M関数を使用することでPowerQuery標準の機能よりも柔軟性の高い列を追加することができる。 ※M関数はリンク先を参考に、適宜調べながら使用することを推奨 |
主な使用シーン | 条件列などの機能で実現が難しい列の追加 例: ・複雑な四則演算 ・複合的な条件列 ・同じ値を入れる列 ・条件によって文字列の抽出方法を変えるなど、複数の機能を組み合わせる必要がある場合 ・メニューで提供している機能では実現できない処理が必要な場合 などなど |
実例
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乗算
各列同士の四則演算ができる
加工例(左:結果 右:カスタム列設定)
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文字の結合
各行の値に特定の文字列を結合した列を追加することができる
加工例(左:結果 右:カスタム列設定)
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日付から曜日データを計算(M関数)
取引日に対して、Date.DayofWeekName関数を適用することで曜日を取得することができる
加工例(左:結果 右:カスタム列設定)
他の機能との比較
PowerQuery上で既存の列の処理結果を新しい列として追加する機能はいくつかあるが、それぞれの機能について簡単に記載する
- 例からの列:選択した元データの列に対して変換可能な処理をPowerQuery上で提案してくれる。選択するだけで書式変換などの処理することが可能
- 条件列:選択した列に対して、指定した条件に基づいた値を新規列に追加できる
- カスタム列:処理方法を自由に決められ、より複雑で複合的なロジックで新規列を追加できる
機能の詳細説明
以下のリンク先をご参考ください。
・カスタム列について
またMicrosoftの公式ドキュメントも合わせてご参考ください。
・M関数
・カスタム列
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