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Power BIの基本機能:抽出

2024/07/26に公開

大分類:データ加工
小分類:列操作
位置:リボン - 変換タブ/ リボン- 列の追加タブ

ボタンの位置

本機能は以下の箇所からアクセスできる。

  1. リボンの変換タブ内
  2. リボンの列の追加タブ内

機能の概要

機能説明

ボタン名 機能/効果の説明 主な使用シーン
抽出(変換) 指定した条件で抽出した文字列を抽出元の列に上書きする 抽出の元となる文字列が後続のデータ加工、可視化等で使用されない
抽出(列の追加) 抽出元のデータを保持し、指定した条件で抽出した文字列を新しい列として追加する 抽出の元となる文字列が後続のデータ加工、可視化等で使用される

実例

以下に各抽出項目における挙動を解説する

項目 抽出(変換) 抽出(列の追加)
長さ ・変換前

・変換後
文字列の長さを抽出
・変換前

・変換後
抽出した文字列の長さを新規列に追加
最初の文字
(カウントを3にした例)
・変換前

・変換後
文字列の最初の3文字を抽出
・変換前

・変換後
文字列の最初の3文字を新規列に追加
最後の文字
(カウントを3にした例)
・変換前

・変換後
文字列の最後の3文字を抽出
・変換前

・変換後
文字列の最後の3文字を新規列に追加
範囲
(開始インデックスを2,
保持する文字数を3に指定した例)
・変換前

・変換後
指定した開始インデックスから、保持する文字数に設定した文字数分を抽出する

※インデックスの補足
文字列に対するインデックスは下記のイメージで考えればよい
・変換前

・変換後
指定した開始インデックスから、保持する文字数に設定した文字数分を抽出した値を新規列に追加する
区切り記号の前のテキスト [①区切り記号に-を指定]
・変換前

・変換後
文字列の値から-を検索し、ヒットした-より前の値を抽出

[②区切り文字に-を指定、詳細設定オプションの区切り記号のスキャンを入力の末尾からに設定]
・変換前

・変換後
文字列の末尾から区切り文字を検索し、前の値を抽出
[③区切り文字に-を指定、詳細設定オプションのスキップする区切り記号の数に1を指定]
・変換前

・変換後
区切り文字のうち、最初に検出した区切り文字をスキップし、2番目に検出した区切り文字を基準に抽出する

※指定する記号は文字列、数字など抽出データに含まれている値であれば何でも指定可能
・変換前

・変換後
文字列の最初の-より前の値を抽出し、新規列に追加する

※詳細オプション設定の挙動は変換を参照してください。
区切り記号の後のテキスト
(区切り記号に-を指定した例)
・変換前

・変換後
文字列の値から-を検索し、ヒットした-より後の値を抽出

※詳細設定オプションによる挙動に関しては「区切り記号の前のテキスト」の「変換」内容を参考にしてください
・変換前

・変換後
文字列の値から-を検索し、ヒットした-より後の値を抽出し、新規列に追加する

※詳細設定オプションによる挙動に関しては「区切り記号の前のテキスト」の「変換」内容を参考にしてください
区切り記号の間のテキスト ・変換前

・変換後
開始区切り記号に指定した記号と、終了区切り記号に指定した間の値を抽出

※詳細設定オプションによる挙動に関しては「区切り記号の前のテキスト」の「変換」内容を参考にしてください
・変換前

・変換後
開始区切り記号に指定した記号と、終了区切り記号に指定した間の値を抽出し、新規列に追加する

※詳細設定オプションによる挙動に関しては「区切り記号の前のテキスト」の「変換」内容を参考にしてください

機能の詳細説明

以下のリンク先をご参考ください。
https://analytic-vba.com/power-query/advanced/specific-extraction/

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