🎆

WSL2とDockerで簡単に開発環境を構築するメモ

2022/08/30に公開

研修実施時など、ちょこっとだけJavaの実行環境が欲しいときにJavaを1からインストールしたりEclipseを丸っとダウンロードすると時間がかかると思います。

今回は様々な環境を簡単に構築できるように、WSL2のインストール方法とDockerのインストール方法について自分用のメモを残したく、執筆しました。

ある日突然開発環境が必要になった方が見ても大丈夫なように、第3社にも分かりやすくまとめておきたいと思うので、分かりにくい箇所があればご指摘いただけると幸いです。

ではさっそく。

前提条件

まずは今回のセットアップを行っている私のPCについて、以下になります。

  • Windows11
  • メモリ16GB
  • AMD Ryzen 7 2700X Eight-Core Processor

少し重たく感じることもありますが、メモリは16GBあれば十分動きます。業務では12GBでも問題なくセットアップできました。ただ8GBのPCでは処理が重くなりすぎるのでおススメできません。

次に今回のセットアップで実現できる環境の例です。以下のような言語環境を簡単に作成できるようになります。

  • Java
  • C++
  • C#
  • Python
  • Ruby
  • Vue
  • Node.js

などなどです。一部を抜粋しましたが、他にもPostgresを併用する場合に簡単に構築したり、Javaのバージョンを選択して構築したりすることができます。

作業開始!

作業全体の流れはこのような感じです。

  1. WSL2をインストール
  2. Dockerをインストール
    1. WSL2を有効化
    2. HyperVを無効化

WSL(Windows Subsystem for Linux)とは、Windows上で動作するLinuxの実行環境です。

WSL2をインストール

公式ページを参考にWSL2をインストールします。リンクはこちらからどうぞ。

Dockerをインストール


公式ページからインストーラをダウンロードして実行してください。リンクはこちらからどうぞ。OSによってインストーラが変わるのでご注意ください。

WSL2を有効化

Dockerを起動し、「Settings > General」にある「Use the WSL 2 based engine」にチェックを入れます。

Hyper-Vを無効化

Hyper-Vは遅いので無効化しておきます。
タスクバーの検索機能で「Windows の機能の有効化または無効化」と検索します。

「Hyper-V」を展開し、「Hyper-V プラットフォーム」を展開して、「Hyper-V Hypervisor」チェックをオフにします。

VSCodeに入れる拡張機能

VSCode自体のインストールは説明するまでもないと思うので省略します。
下記の拡張機能をインストールしてください。

  • Remote - SSH
  • Docker
  • Dev Containers
  • wsl

実際に環境を立ち上げてみる

VSCodeで「Ctrl + Shift + @」でターミナルを起動し、「wsl」と入力します。
カラフルな文字が出てきます、Linuxが起動されていそうですね。

ここから適当なフォルダを作成してそのフォルダをVSCodeで開いてください。そして「Ctrl + Shift + P」でコマンドパレットを表示し、「add」と入力すると出てくる「Add Dev Container Configuration Files...」を実行します。

今回はJavaの環境を立ち上げてみます。Javaを選択してバージョンや追加でインストールするものがあれば選択し、最後まで進めます。無事に環境が立ち上がると右下にポップアップが出てくるので「Reopen in Container」を選択します。(もちろんコマンドから実行してもいいです。)

少し待っていると環境の完成です!試しにHelloWorldのファイルを作成して実行してみました。

最後に

ザっとメモとしてまとめました。おそらくまだまだ読みにくい文章になっていると思うので、合間時間を見てちょこちょこと追記していきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

Discussion