WSL2とDockerで簡単に開発環境を構築するメモ
研修実施時など、ちょこっとだけJavaの実行環境が欲しいときにJavaを1からインストールしたりEclipseを丸っとダウンロードすると時間がかかると思います。
今回は様々な環境を簡単に構築できるように、WSL2のインストール方法とDockerのインストール方法について自分用のメモを残したく、執筆しました。
ある日突然開発環境が必要になった方が見ても大丈夫なように、第3社にも分かりやすくまとめておきたいと思うので、分かりにくい箇所があればご指摘いただけると幸いです。
ではさっそく。
前提条件
まずは今回のセットアップを行っている私のPCについて、以下になります。
- Windows11
- メモリ16GB
- AMD Ryzen 7 2700X Eight-Core Processor
少し重たく感じることもありますが、メモリは16GBあれば十分動きます。業務では12GBでも問題なくセットアップできました。ただ8GBのPCでは処理が重くなりすぎるのでおススメできません。
次に今回のセットアップで実現できる環境の例です。以下のような言語環境を簡単に作成できるようになります。
- Java
- C++
- C#
- Python
- Ruby
- Vue
- Node.js
などなどです。一部を抜粋しましたが、他にもPostgresを併用する場合に簡単に構築したり、Javaのバージョンを選択して構築したりすることができます。
作業開始!
作業全体の流れはこのような感じです。
- WSL2をインストール
- Dockerをインストール
- WSL2を有効化
- HyperVを無効化
WSL(Windows Subsystem for Linux)とは、Windows上で動作するLinuxの実行環境です。
WSL2をインストール
公式ページを参考にWSL2をインストールします。リンクはこちらからどうぞ。
Dockerをインストール
公式ページからインストーラをダウンロードして実行してください。リンクはこちらからどうぞ。OSによってインストーラが変わるのでご注意ください。
WSL2を有効化
Dockerを起動し、「Settings > General」にある「Use the WSL 2 based engine」にチェックを入れます。
Hyper-Vを無効化
Hyper-Vは遅いので無効化しておきます。
タスクバーの検索機能で「Windows の機能の有効化または無効化」と検索します。
「Hyper-V」を展開し、「Hyper-V プラットフォーム」を展開して、「Hyper-V Hypervisor」チェックをオフにします。
VSCodeに入れる拡張機能
VSCode自体のインストールは説明するまでもないと思うので省略します。
下記の拡張機能をインストールしてください。
- Remote - SSH
- Docker
- Dev Containers
- wsl
実際に環境を立ち上げてみる
VSCodeで「Ctrl + Shift + @」でターミナルを起動し、「wsl」と入力します。
カラフルな文字が出てきます、Linuxが起動されていそうですね。
ここから適当なフォルダを作成してそのフォルダをVSCodeで開いてください。そして「Ctrl + Shift + P」でコマンドパレットを表示し、「add」と入力すると出てくる「Add Dev Container Configuration Files...」を実行します。
今回はJavaの環境を立ち上げてみます。Javaを選択してバージョンや追加でインストールするものがあれば選択し、最後まで進めます。無事に環境が立ち上がると右下にポップアップが出てくるので「Reopen in Container」を選択します。(もちろんコマンドから実行してもいいです。)
少し待っていると環境の完成です!試しにHelloWorldのファイルを作成して実行してみました。
最後に
ザっとメモとしてまとめました。おそらくまだまだ読みにくい文章になっていると思うので、合間時間を見てちょこちょこと追記していきたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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