経営情報を GitHub で管理しているハナシ

エンジニアが会社作るとこうなるシリーズ。

現在、次の情報を GitHub にあげている。

• 株主総会
  • 資料
  • 議事録
• 各種規程

まだひとりだけど、仕組み作りには時間かからないのでさっとやってみた。

運用

現状の運用は次。

ツール

• 課題管理には GitHub Projects と GitHub Issues を使う
• 表現を統一するため、 textlint を使う
• 署名なしで書き換えが可能な GitHub Wiki は使用しない

ルール

• 記載者を明らかにするため、 commit への署名を必須とする
• 議論には GitHub Discussions を使う
  • 口頭でやりとりして記載していないことは議論対象とならないし、文書にも載らない
• 変更する際は必ず Pull Request を作成する
• Pull Request 上での approve を承認の代わりとする

理由

• 版管理、長期保存が必要な文書には Git が最適だと思っているため
  • 株主総会議事録など
  • 電子署名や approve によって誰の意図による変更かもわかる
• 過去の経緯や変更理由などをあとから参照できるため
  • git blame で行単位で履歴を追えるため
• 情報の散逸を避けるため
  • このリポジトリーを Single Source of Truth とする
• Git はエンジニア以外の知的生産職こそ使うべきだと思っているため
  • モチベーション以外の学習コストを企業で負担することで、社会への投資になると考えている

将来

• GitLab 社がやっているような構成員向けのハンドブックを追加
• 変更理由など書きやすくするための仕組みを追加
• 変更要約の自動生成の仕組みを追加