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異なるプロジェクト間でBigQueryのデータ転送を行う

2025/03/07に公開

概要

別プロジェクトのBigQueryに存在するデータを転送する手順について備忘録です。

動機

Firebaseは環境ごとにプロジェクトを分けているのですが、サーバーやDB、分析基盤で使用しているプロジェクトは1つという運用をしています。
FirebaseCloudMessaging(FCM)のデータを使ってプッシュ通知の送信数を分析するにあたり、今回の対応が必要になりました。
FCMはFirebaseと同じプロジェクトのBigQueryにしかデータ転送ができない仕様のため、分析基盤のプロジェクトからデータ参照ができず、データ転送が必要になったという経緯です。

具体的な手順

  1. BigQueryコンソールから「データ転送」を選択します

  2. 「転送を作成」を選択します

  3. ソースに「Dataset Copy」を選択します

  4. 転送設定を登録します

  • 転送構成名
    作成するデータ転送の名前です。任意の値を設定します。
  • スケジュールオプション
    転送タイミングを設定します。
    FCMはドキュメントによると、「太平洋時間の午前4時にデータの転送処理が始まり、24時間以内に完了する」とありますが、完了時間は日によってまちまちなので、決め打ちで設定するしかないと思います。
  • 転送先の設定
    転送してきたデータを格納するBigQueryデータセットを指定します。ここで新規にデータセットを作成することもできます。
  • データソースの詳細
    データの転送元を指定します。
    FCMの場合、データセット名は通常であればfirebase_messagingとなっています。

※詳細は下記を参照すると良いです
https://cloud.google.com/bigquery/docs/managing-datasets#copy-datasets

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