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VSCodeにPoetryの仮想環境を認識させる
概要
VSCodeのPythonエクステンションに、Poetryで作成した仮想環境を認識させる手順をまとめます。
一度VSCodeの設定を変更するだけで、「Pythonインタープリターの選択」から仮想環境を選択できるようになります。
動作確認環境
- Mac OS Monterey
- VSCode 1.77.1
- Poetry 1.4
前提
- Python, Poetryインストール済み
- VSCodeにPythonエクステンション追加済み
-
test
というプロジェクトの仮想環境をPoetryで作成済み (プロジェクト名は任意です) - 以下、作成したプロジェクト直下をワーキングディレクトリとする
手順
1. Poetryの仮想環境が保存されるパスを確認
以下のコマンドを叩くと確認できます。本環境では仮想環境は ~/Library/Caches/pypooetry/virtualenvs
に保存されることが分かります。
$ poetry env info
Virtualenv
Python: 3.11.3
Implementation: CPython
Path: ~/Library/Caches/pypoetry/virtualenvs/test-OR3y79fW-py3.11
Executable: ~/Library/Caches/pypoetry/virtualenvs/test-OR3y79fW-py3.11/bin/python
Valid: True
...
2. VSCodeにvenvのパスを通す
VSCode上で設定を開き、
「Python: Venv Path」に先ほど確認したパス (~/Library/Caches/pypooetry/virtualenvs
) を入力します。
すると、インタープリタの選択に作成した仮想環境が表示されるようになります:
また、VSCode上のターミナルを開くと、以下のように、選択した仮想環境を自動的にアクティベートしてくれるようになります。
source ~/Library/Caches/pypoetry/virtualenvs/test-OR3y79fW-py3.11/bin/activate
$ source ~/Library/Caches/pypoetry/virtualenvs/test-OR3y79fW-py3.11/bin/activate
(test-py3.11)
$
その他の方法
- VSCodeとPoetryで作るPython開発環境: Poetryの仮想環境をプロジェクト直下に作成するように変更することでVSCodeの設定を変更せずに認識できるようにしています。
Discussion