KiCad8/KiCad7 で作るフルカラー LED パネル基板
本書はKiCad 8/7 を使用してフルカラー RGB LED パネルの回路図および配線図(基板データ)を作成し、基板屋さんへ送付するガーバーデータを出力するまでの手順について説明します。KiCad の基本的な機能、回路図エディターとPCBエディターの操作方法に加え、配線図で使用するフットプリントの作り方と、回路図で使用できるシンボルの作り方についても説明します。 読者としては、ブレッドボードやユニバーサル基板を使用して簡単な電子回路を手作りし、ArduinoやM5Stackを使用してプログラムを作成した経験がある高校生、大学生で、はじめてプリント基板を作成しようとしている方を想定しています。 初心者の方を対象としているため、KiCad8/7 の基本的な操作に焦点を当てて説明をしています。KiCad7 の操作全般について説明した本ではありません。また、部品の基板へのはんだ付けの方法や、一般的な電子回路の設計方法、基板データの発注方法については説明しません。購読される場合はこれらの点にご留意ください。 なお、本書では Windows 11 版の KiCad7 のバージョン7.0.5 および Kicad8 のバージョン 8.0.3 での操作方法を説明しています (KiCad8 に関しては順次追記の予定です)。現状、KiCad7/8 の使用方法に大きな変更はありませんので、KiCad7 版の記事のみでも KiCad8 を使用することは可能かと思います。 有料記事について: KiCad7 版については基本無料公開とします。KiCad8 版については 2025年3月まで部分的に有料とします。2025年4月以降は無料化することがあります。購入される場合はこの点をご了承ください。
本書の概要と KiCad のインストール
回路図の作成
フットプリント(部品データ)の作成
基板データ(配線図)の作成
基板データの出力
回路図エディタで使えるシンボルの作成
LEDパネルの点灯
KiCad8 のインストールとプロジェクトの作成
回路図の作成(KiCad8版)
フットプリント(部品データ)の作成(KiCad8版)
基板データ(配線図)の作成(KiCad8版)
基板データの出力と基板の製造:(KiCad8版)
回路図エディタで使えるシンボルの作成 (KiCad8販)
この章以降のコンテンツについて
階層シート:大規模な回路図の見通しをよくする (KiCad8版)
スクリプト:Python で大量のフットプリントを整列させる (KiCad8版)
- 公開
- 本文更新
- 文章量
- 約210,834字
- 価格
- 1,000円