なんでみんなAWS使ってるの?(初学者向け)
はじめに
プログラミングの学習を進めていくと度々耳にすることになる「AWS」
なんかクラウドってものらしくて、みんな使ってて、すごい便利らしいけど、正直よくわからない...。
自分も独学でプログラミングを初めてから、聞いたことはあっても、なんか難しそうだし、公式サイトを覗いてもやっぱりよくわかりませんでした。
AWS(アマゾン ウェブ サービス)とは?【公式】
ただ、よく分かんないながらも自作アプリケーションのデプロイをしていく中で私は、その片鱗にしか触れてはいないながらもAWSの魅力に気づきました。
この記事は自分と同じような「未経験からプログラミングに挑戦してIT業界に飛び込んでやるぜ!」といった方に向けて作成しました。ぜひこの記事を見てAWSに興味を持っていただけたらと思います。
結論:AWSを使おう
みなさん、とりあえずAWSを使ってみてください。
もちろん闇雲に、ではありません。無料で使える部分もありますが、下手したらとんでもない請求が届く...なんてこともあります。そのために最低限の学習が必要になりますが、公式のドキュメントや有識者による記事等、AWSに関する多くの情報は簡単に入手できます。
したがって以下では、AWSの細かい機能や設定ではなく、AWSを使うべき理由とそのメリット・デメリットについて書いていきます。
メリット1:アプリケーションの公開を容易にできる
AWSにはさまざまなサービスがありますが、その中には「アプリケーションを世界中に公開し、多くの人々に使ってもらえる状態にする」というサービスもあります。
初学者の方であれば、HTMLやCSSといったフロントエンドの技術、PHPやRubyといったバックエンドの技術を習得し、とりあえず何か作ってみた、という方が多いと思います。
しかしそれらの製作物はローカル、つまり自分のパソコンからしか見ることができません。これを全世界に公開することを「デプロイ」といいます。
AWSではそのデプロイを無料で行うことができます(利用者が多かったりサービスが大きいと料金がかかる場合もあります)。
私はこのサービス(EC2)を、就職活動におけるアピールとして利用し、実際にデプロイしたアプリケーションを採用担当者の方に触ってもらうことができました。
メリット2:サービスの規模が大きい
規模の大きさには、大きく分けて2つメリットがあります。
1つ目:情報が多い
規模の大きさは、情報の多さです。つまり困ったときに参考になる記事、ドキュメントが充実しているということです。
アプリケーションの開発においても、よく分からないエラーで多くの時間を費やしてしまった方は多いと思います。AWSでも同様に、利用していく中で多くのエラーに見舞われることになると思います。
サービスの規模が大きいと、エラー対処をはじめ、サービス構築の手順を丁寧に解説してくれている記事も多いです。
そのため、AWSと似たようなサービスを提供している、GCPやAzureといった他サービスよりも利用しやすいのです。
2つ目:スキルの需要が高い
規模の大きさは、利用するサービス、企業の大きさに繋がります。つまりAWSのスキルは需要が高いということです。
そもそもなぜAWSはこんなにも需要があるのでしょうか??
ご存知の方もいるかと思いますが、作成したアプリを公に公開し利用してもらうためには、専用の機械(サーバー)を用意する必要があります。しかしこの機械が結構なお値段で、扱うには専用の技術も必要になります。また大きなサービスになってくると、こうした高価な機械を何台も用意し、温度管理も行き届いた専用の部屋(データセンター)を用意・利用しなければなりません。
しかし、AWSを使えばこのような煩雑な準備が不要になるのです。AWSが持つサーバーにインターネットでアクセスするだけで、簡単にアプリケーションを公開できるのです。
だからAWSはとても人気で、需要が高いのです。
デメリット
AWSには、初学者に立ち塞がる大きな壁があります。
それは覚えることの多さです。
AWSの需要の高さは、AWSでできることが多いから、という面でも評価できます。
つまりAWSを使っていくには、その分しっかり学習しなければならないということです。
しかし、だからこそスキルを持った人材の需要が高い、ということにも繋がります。
また、やりたいことによって扱うサービスが違うので、一気に全てのことを学ぶ必要はありません。
AWSの利用料金が従量課金制であるように、その学習コストも従量制なのです。
ただAWSには認定資格があり、自分のスキルを相対的に可視化できるので、学習のモチベーションは保ち易いのかなと思います。
終わりに
初学者向けということで、自分と同じような「覚えたてのプログラミングでなんか作ってみました!」という方を対象にAWSの魅力を紹介しました。AWSに関しては多くの記事があるので、少しでも興味が湧いた方は色んな記事を参考にして、ぜひ使っていただきたいなと思います。
「環境構築とか難しくてもうやだ!」という方も、もしかしたらAWSにハマって、むしろそっちのエンジニアリングに興味が湧いてしまうかもしれませんよ?
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