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Google Cloud Generative AI Leader について調べる

に公開

なぜ作成したのか

  • DOP-C02更新の重責から解放されたので久々に更新したくなった気持ち

やりたいこと

  • 新設のGoogle Cloud Generative AI Leader 認定資格について調べ、あわよくば受験を検討する

Google Cloud Generative AI Leader

1. 認定概要

  • Google Cloud Generative AI Leader は、生成 AI を 戦略的に活用してビジネス変革を牽引できる “ビジネスリーダー” 向け の新しい Foundational レベル認定です。
  • 技術的ハンズオン経験は前提とせず、生成 AI の基本概念と Google Cloud の AI ポートフォリオを俯瞰し、組織における導入価値・責任ある活用を説明できるかを評価します。(Google Cloud, Google Cloud)

2. 求められるスキルレベル

項目 要求されるレベル 補足
技術知識 コア用語・概念を理解できれば可(実装スキルは不要) LLM/プロンプト・エンジニアリング、RAG 等を概念レベルで説明できる
Google Cloud 製品理解 Vertex AI、Gemini、Agentspace 等の特徴と用途を語れる 具体的な API 呼び出しではなく「使い所」を示せること
ビジネス視点 ユースケース選定、ROI 評価、責任ある AI(SAIF)を説明し、社内説得ができる 部門横断の利害調整や KPI 設定を含む

このため 非エンジニアでも学習コストは低め。ただし AI・クラウドが未経験の場合は、後述の 7–8 時間の公式ラーニングパス受講が推奨されます。(Medium, Google Cloud)


3. シラバス(出題比率と主要トピック)

ドメイン 比率 代表トピック(例)
1. 生成 AI の基礎 30 % AI/ML/GenAI の違い、モデル種類(拡散・LLM・マルチモーダル)、ML ライフサイクル、データ品質・構造化 vs 非構造化
2. Google Cloud の GenAI ポートフォリオ 35 % Vertex AI、Gemini(Workspace/Gemini Advanced)、Agentspace、RAG API、TPU/GPU インフラ、オープンアプローチ
3. モデル出力改善テクニック 20 % プロンプト手法(few-shot, chain-of-thought 等)、RAG/grounding、チューニング、HITL、モニタリング
4. 成功する GenAI ビジネス戦略 15 % 導入ステップ、SAIF に基づくセキュア AI、責任ある AI(公平性・説明責任)、ROI/KPI 測定 (Google)

公式ラーニングパス(7–8 時間)

  1. Gen AI: Beyond the Chatbot (1 h 30)
  2. Gen AI: Unlock Foundational Concepts (1 h)
  3. Gen AI: Navigate the Landscape (1 h 15)
  4. Gen AI Apps: Transform Your Work (1 h 45)
  5. Gen AI Agents: Transform Your Organization (2 h 15) (Google Cloud Skills Boost, Google Cloud)

4. 難易度と準備時間

  • 難易度: Google Cloud 認定体系の中では Foundational(Digital Leader と同等)に位置づけられ、Associate/Professional より易しい。ただし範囲が広いため AI 未経験者は基礎学習が必須。(Medium)
  • 想定学習時間: 公式パス 7–8 時間+用語整理・模擬問題で計 10–15 時間が目安。
  • 合格体感: 技術バックグラウンドがある場合は「易しいが周辺知識を拾い漏らすと失点しやすい」レベル。ビジネス職の場合はラーニングパス完了が合格ライン。

5. 試験実施要項(まとめ)

項目 内容
試験形式 多肢選択 50–60 問
試験時間 90 分
受験料 99 USD(税別)
配信方法 オンライン監督またはテストセンター
言語 現在英語のみ
有効期間 3 年(更新試験可)
前提資格 なし (Google Cloud)

6. 学習・受験までのステップ例

  1. 用語/概念整理 – AI 基礎・LLM・RAG・SAIF などを 1 〜 2 日で把握。
  2. 公式ラーニングパス受講 – 動画+ハンズオン演習でツール/ユースケースを体験。
  3. Exam Guide と Sample Questions で自己評価 – 各ドメインごとに弱点を洗い出す。
  4. ケーススタディ収集 – 自社業務での活用シナリオを想像しながら復習すると定着しやすい。
  5. 受験スケジュール確定 – 2 週間以内の日時を予約し、直前に模擬問題で仕上げ。

🔑 まとめ

Google Generative AI Leader は 「生成 AI をどうビジネスに生かすか」を語れるリーダー を証明するエントリー認定です。
技術実装よりも 概念・ユースケース・責任ある活用 に重点が置かれているため、公式 7–8 時間の学習ルートで十分に合格を狙えます。生成 AI を推進する情シス担当者・企画職にとって、社内説得やプロジェクトリードの裏付けとして取得価値は高いでしょう。

所感

  • まだ日本語試験が提供されてないのが残念。
  • 内容的には教材目を通せば合格できそうな気はするけれど英語力はさび付いて風化してる状態だからちょい厳しい
GitHubで編集を提案

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