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インターネットを利用した選挙活動について調べてみる

2025/03/10に公開

なぜ作成したのか

  • 先日の兵庫県知事選挙などの事例が記憶に新しい中、地元の県知事選挙が迫ってきたのでインターネットを利用した選挙活動について調べてみる

参考

https://hourei.net/law/325AC1000000100
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10.html


インターネットを利用した選挙活動

ベストプラクティス

  1. 情報の正確性・信頼性の確保

    • 候補者自身の政策や経歴、実績などを正確に伝える。誇張や誤解を招く表現をしない。
    • 出典を明確にし、統計データなど第三者情報を引用する場合は信用できるソースを用いる。
  2. 候補者公式サイト・SNSの明確な運営体制

    • 候補者や陣営が公式に運営するWebサイトやSNSアカウントを明示する。
    • プロフィール欄や投稿内で、陣営の公式アカウントであることをはっきりと示す。
    • 運営担当者が複数いる場合も、責任の所在がどこにあるかを明確にする。
  3. 双方向コミュニケーションと透明性の重視

    • SNS上での質問や意見に対して、可能な限り誠実かつ迅速な対応を行う。
    • 政策への質問や批判に対しても、建設的な議論の場を提供する、もしくは積極的に回答し、有権者との信頼関係を構築する。
    • 批判的なコメントにも冷静に対応することで、候補者・陣営の姿勢をアピールする。
  4. コンプライアンス(法令順守)の徹底

    • 公職選挙法や関連法令を把握し、遵守した上で運用する。
    • インターネット広告の規制や告示日以降の注意事項などを確認し、広告出稿やSNS利用の際にルールを逸脱しないようにする。
    • 広報やメールマガジン等の発行・配信にあたっては、適切な記載内容や時期を守る。
  5. 分かりやすいコンテンツ・表現の工夫

    • テキストだけでなく、動画やインフォグラフィックスなどのビジュアルを活用し、政策内容を分かりやすく説明する。
    • ユーザーの興味をひくタイトルやサムネイル画像を用いつつも、誇大広告的な手法は避ける。
    • 発信する内容に優先順位をつけ、読み手が理解しやすいように編集する。
  6. スケジュール管理とタイムリーな発信

    • 選挙期間中は特に、投稿のタイミングや連投の頻度に注意する。無計画な大量投稿は避けるが、陣営活動が見える形で適度に情報を提供する。
    • 事前に運用ポリシーやスケジュールを決めることで、迅速かつ一貫性のある発信ができる。
  7. オンラインとオフラインの相乗効果を狙う

    • オンラインでのやり取りだけでなく、オフラインの街頭演説や個人演説会などとの連動を図り、有権者が複数の接点で政策を知れるようにする。
    • 動画配信などを通じて、リアルな様子をインターネット上でも共有する。

アンチパターン

  1. 誤情報やデマの拡散

    • 対立候補や特定団体に関する根拠のない情報を拡散する、あるいは誇張・歪曲したデータを用いる。
    • SNS上で誤情報を見つけた場合に放置し、結果的に誤解を助長してしまう。
  2. なりすましやステルスマーケティング

    • 候補者本人や陣営スタッフが、一般の有権者を装い“やらせコメント”などを投稿する。
    • 第三者を装ってポジティブな発信・批判誘導を行う(いわゆるサクラ行為)。
    • 実際は候補者に利害関係があるのに、「個人の意見」として過剰に絶賛する。
  3. スパム行為(迷惑行為)

    • メールマガジンを本人の同意なく大量に送信し、受信者に大きな負担をかける。
    • SNS上での過剰な宣伝投稿や、まったく関係のないハッシュタグを乱用する。
    • コメント欄や他者の投稿に無差別に自陣営の宣伝を投稿する。
  4. ネガティブキャンペーンの乱発

    • 明確な事実に基づかず、対立候補への人格攻撃や誹謗中傷を展開する。
    • 延々と他陣営の批判を繰り返すことで、有権者からの印象を損ねる。
    • 内容が事実であったとしても、必要以上に感情的・差別的な表現になると逆効果になる。
  5. 規制違反の危険がある過度な広告運用

    • 選挙期間中のネット広告やSNS広告の規制を守らずに、誤って違法な広告を配信してしまう。
    • 認可を得ていない媒体や手法で選挙広告を行い、後々問題となる。
  6. 管理体制・運用ルールの不備

    • 運用担当者が不明確で、SNSアカウント内で無責任な投稿やコメント対応をする。
    • 投稿内容の事前チェック体制がなく、不適切な情報を発信してしまう。
    • 外部委託先との契約や連携が不十分で、意図しない投稿が行われる。
  7. ユーザーとのコミュニケーション不在

    • SNSを一方的なアナウンスだけに使い、有権者の反応や質問を無視する。
    • コメント欄を閉鎖し、透明性を欠く形で情報のみを押し付ける。

有権者の「選挙運動」

「選挙運動」とは、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」とされています。

有権者が選挙運動に利用できるインターネットサービス

  1. ホームページ、ブログ、掲示板
  2. 動画配信サイト
  3. SNS

有権者がやってはいけない選挙運動のNG行動

  1. メールを使っての選挙運動
  2. ホームページやメールなどを印刷して配布
  3. 名刺などを偽って送信
  4. 候補者に関する偽情報法の公開

所感

  • SNSでの発信も、メール発信もする気はないけれど、NG行動を理解した上で候補者、そしてその支持者を見定めたい気持ち
GitHubで編集を提案

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