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【情報I】共通テスト(第2問)

2025/01/23に公開

なぜ作成したのか

  • 最近の若者が学んでいる内容を履修したい

参考


第2問

A

高校生のYさんは,職業体験のため全国チェーンの総合スーパーマーケット「LikeWing」駒谷南店を訪れている。レジを担当したYさんと店長の会話文を読み,後の問い(問1 ~ 4 )に答えよ。

  • Yさん:レシートにはたくさんの情報が印字されていますね(図1)。このレシートには「ポイント会員ID」が載っていますが,ポイントカードは店側にとってどんなよいことがあるのですか?

  • 店 長: LikeWingでは,ポイントカードを作成する際に,お客様の名前,性別,生年の三つの属性情報をポイント会員情報として登録してもらっています。そして, <U>(A)ポイント会員情報とレシートに印字されている情報を組み合わせて分析する</U> ことで販売促進につなけています。

  • Yさん:それらの情報には大切な情報も多いですよね。どう管理されているのですか?

  • 店長:はい。ポイント会員情報とレシートに印字されている情報は, LikeWingの本部の情報システムで一括して管理しています。<U>(B)本部, 各店舗, 商品を製造するメーカー, 商品を店舗に配送する配送センターの間で情報をやり取り</U>していて,商品は本部が一括して発注し,配送の指示を出します。

  • Yさん: LikeWingのネットショッピングサイトは有名ですね。そのネットショッピングサイトと,この情報システムはつながっているのですか?

  • 店長: 今まさに,連携を検討しているところです。これらが<u>(C)連携する メリット</u>は多くあります。

問1

次の文章を読み,空欄[A_][B_][C_] に入れるのに最も適当なもの を,図1の 0 ~ 8 のうちから一つずつ選べ。ただし,空欄 [B_][C_] の解答の順序は問わない。

  • LikeWing全体での「時間帯ごとの総売上額(消費税込)」の比較を行うには,図1の「購入時刻」と[A_] に表されている情報から分析する。また,「曜日別の各商品の購買の状況」を把握するには,図1の「購入日,曜日」と[B_] と[C_] に表されている情報から分析する。

A-問1 解答

A:[5]
B:[3]
C:[4]


問2

(A)の分析によって得られない情報として最も適当なものを,次の 0 ~ 3 のうちから一つ選べ。

  1. 顧客が商品を購入した理由。
  2. 同じ顧客に,繰り返し購入される傾向がある商品。
  3. ある商品を多く購入している顧客の年齢層。
  4. 年齢や性別の違いによる,来店する時間帯の傾向。

A-問1 解答

[0]


問3

図2は, (B)に示すLikeWingの情報システムにおける主な情報の流れと商品の流れを表している。なお,顧客は必ずポイントカードを提示して商品を購入するものとする。

図2の中で,次のI・Ⅱの情報のそれぞれが必要とされる情報の流れ (図2のあ~う)を過不足なく含むものを,後の 0 ~ 6 のうちから一つずつ選べ。

I.店コード:[A___]
II.ポイント会員ID:[B___]

  1. あ、い
  2. あ、う
  3. い、う
  4. あ、い、う

A-問3 解答

A:[3]
B:[5]


問4

下線部(C)の連携するメリットとして,次のI ~ Ⅲが考えられる。これらを実現するために後の【条件】あ~うのうち, LikeWingの情報システムに求められる条件はどれか。空欄~のそれぞれについて,
【条件】あ~うを過不足なく含むものを,後の解答群のうちから一つすっ選べ。なお, LikeWingのポイント会員であるか否かにかかわらず,ネットショッピングを利用する顧客は,ネットショッピングのアカウントを作成し て,宅配のための自宅の住所を登録するものとする。

連携するメリット 条件
I.顧客がネットショッピングサイトにログインしたときに,現在のポイントカードのポイント数と自宅に近い実店舗の広告チラシが自動的に表示される。 [A___]
Ⅱ.顧客がネットショッピングで商品を購入しようとするとき,その顧客がポイントカードをよく利用する実店舗のうちで,その商品の在庫がある実店舗の情報が表示される。 [B___]
Ⅲ.顧客がネットショッピングサイトにログインしたときに,商品の購入傾向が実店舗も含めて類似している他の顧客の購入履歴をもとに,おすすめ商品を画面に表示する。 [C___]

【条件】

  • . ポイント会員IDとネットショッピングのアカウントが対応付けられている。
  • . ネットショッピングで扱われている商品に実店舗で用いられている商品コードが割り当てられている。
  • . 商品コードと店コードから実店舗における商品の在庫数を調べることができる。

[A___][B___][C___]の選択肢

  1. あ、い
  2. あ、う
  3. い、う
  4. あ、い、う

A-問4 解答

A:[0]
B:[6]
C:[3]


B

次の文章を読み,後の問い(問1 ~ 3 )に答えよ。

Mさんは,あるグループの会計係をしており10人のメンバーから一人6 , 000 円ずっ集めることになった。Mさんは,以前集金をしたときにおつりに困ったことがあったので,メンバー全員におつりを渡すための千円札を何枚用意しておくのがよいか,次の条件でシミュレーションすることにした。

  • グループのメンバーは,来た順番に一人ずつMさんにお金を支払う。
  • メンバーは,必ず千円札6枚( 6 , 000円)または一万円札( 10 , 000円)のいずれかでMさんに支払う。
  • メンバーが一万円札で支払った場合,おつりの4 , 000円は千円札4枚で渡す。
  • メンバーが千円札6枚で支払う確率を30 % ,一万円札で支払う確率を70 % と考える。

シミュレーションは表計算ソフトウェアで1以上10以下の整数が同じ確率で 出現する乱数 r を用い,次のように考えて行った。

  • r が3以下の場合:千円札6枚で支払う
  • r が4以上の場合:一万円札1枚で支払う

問1

次の文章を読み,空欄回国に当てはまる数字をマークせよ。

Mさんの手元の千円札の枚数を最初0枚として,シミュレーションをした結果,表1のようになった。

なお.この表の「手元の千円札の枚数」が負の数の場合, Mさんが渡さなければならないおつりの千円札が,その数の絶対値の枚数分不足していることを意味する。
そこでMさんは,「手元の千円札の枚数」の最小値を調べ, その絶対値の枚数の千円札を事前に準備しておけば,おつりに困らないと考えた。
この考えによると,今回行った1回のシミュレーションの場合,千円札 [ス___][セ___]枚を事前に準備しておけば,一度も千円札が不足することなく集金できることになる。


B-問1 解答

コ:[5]
サ:[1]
シ:[2]
ス:[1]
セ:[8]


問2

Mさんは, 1回のシミュレーション結果では判断できないと考え,このシミュレーションを10 , 000回行った。図3は,各シミュレーションでの「手元の千円札の枚数」の最小値を横軸に,その回数を縦軸に表したものである。この結果に関する考察として最も適当なものを,次の 0 ~ 3 のうちからーっ選べ。

  1. 全員が一万円札で支払うケースはなかった。
  2. 最後まで千円札が不足しなかったのは,全回数の1割以下である。
  3. 別の乱数を使って10 , 000回シミュレーションを行っても,最終的な結果のグラフはまったく同じになる。
  4. 全員が千円札でお金を支払ったケースが1回以上ある。

B-問2 解答

[1]


問3

次にMさんは,事前に千円札を20枚用意した場合について考えた。この場合,メンバー10人から順に集金した際に起こることがないケースを,次の 0 ~ 3 のうちから一つ選べ。

  1. 最初の1人が千円札で支払ったとしても,途中でおつりの千円札が不足するケース。
  2. 用意された千円札をまったく使うことなく全員からの集金を終えるケース。
  3. 千円札で支払った人が5人いて,途中でおつりの千円札が不足するケース。
  4. 一万円札で支払った人が8人いて,途中でおつりの千円札が不足せず全員からの集金を終えるケース。

B-問3 解答

[2]


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