Cursorが凄すぎてエンジニアとしての漠然とした不安を綴る
※ この文章は書き殴りで書いており一切校正していません。あえてこの文章にしています。ご了承ください。
皆さんはCursorをご存知でしょうか。
最近、私はエンジニアリングをしながら日々不安を感じています。ここ数日の開発はコードを書いていません。CursorのAIエージェントに指示を出して、数秒間待つ、生成されたコードを確認し、また指示を出す。この繰り返しで開発を進めています。やっていることは0→1のWebアプリ開発です。
大きく変わったのは、Claude-3.7-sonnetが登場してからです。以前はFigmaを確認して、照らし合わせながらフロントエンドを開発し、エンドポイント設計を行い、バックエンドを書き、繋ぎ込みをする流れでした。しかし今は、Figmaの画面をPNGでClaudeに挿入し、「このコンポーネントをReact、Shadcn、TailwindCSSで作って」と指示すればいい感じに作ってくれます。あとは微調整を少し行うだけ。この開発スタイルにより、生産性は少なくとも5倍になりました。
しかし同時に、不安が募っています。私は現在受託開発を行なっていますが、0→1の開発生産性が劇的に向上したことで、エンジニアの単価が下がるのではないかと感じています。
現在は正直Cursorのおかげで時間に余裕が生まれ、3割ほど業務が減りました。しかし、将来的にすべてのエンジニアがCursorを使うようになったら、私たちは今の働き方のままでいられるでしょうか。
これから1年間、私は2つの選択肢があると思っています。
1つ目は、業務委託で稼ぎまくることです。
Cursorを回しまくることで複数の案件をこなすことも可能です。発注者がまだ気づいていない今は、まさにフィーバータイムだと思います。しかし1年後はどうでしょうか。AIネイティブな新卒エンジニアが登場し、最低でも8時間みっちりCursorを使って開発すれば、アウトプット量は均一化され、単価が下がる可能性があります。
2つ目は、自分で事業を作ることです。
AIの登場によって一番困るのは、既存ビジネスモデルで人員を抱えている大企業かもしれません。AIにより既存ビジネスモデルに亀裂が入り、社員エンジニアが時間の余裕を生産性ではなくサボりに使い、フル稼働している新規企業より不利になるかもしれません。これはスタートアップにとって大きなチャンスです。サム・アルトマンも「たった1人でユニコーン企業が誕生するかもしれない、10人でのユニコーン企業はもうすぐ」と予言しています。実際、Cursorはたった2年で時価総額1兆円を超えました。
CursorとClaude-3.7の登場は不可逆であり、これらがない世界には戻れません。ChatGPT登場以降、自らコードを検討して書く機会は減少し、今やほぼなくなりました。
私たちエンジニアはこれから何をすればいいのでしょうか。
要件定義、設計など全体像を包括して考えることが当然必要になります。PMとしての動きも求められるでしょう。
今後は各業界のドメイン知識が非常に重要になると考えています。エンジニアが各業界に深く入り込みドメイン知識を獲得し、生産性を劇的に向上させるのか、あるいは各業界の人たちがエンジニアリングを習得し、自らの職種の生産性を上げていくのか。いずれにしても、この波はエンジニア業界だけでなく、他業界にも波及していくでしょう。
AIがフィジカル領域にも踏み込めば、ソフトウェアが既存の職を破壊していく可能性があります。逆に新たに増える職はあるのでしょうか。最先端技術はさらに加速して進歩していくのでしょうか。
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