ほぼ週間Go言語 2025/09/22
今週もプログラミング雑記からGo言語に関する話題と、その他特に気になった話題をより抜きでお送りします。
Go言語
サーベイをやっています。協力しましょう!
Go言語でのLLMアプリケーション作成用フレームワークの決定版が出たのではないだろうか。
Googleが作ったフレームワークだが、OpenAIやAnthropicのAPIを使用することができる。
メモ。モック生成のためにインターフェイスが用意されていないライブラリからインターフェイスを生成するツール。
Goでシンプルな仮想マシンを実装した記事。
v1.25でのlog/slogの改善。発生場所を記録できるようになったのは便利。
勉強会情報。
面白そう。積ん読になりそうだけど。(本が大渋滞中。)
参考になります。
さらに積ん読になりそうだけど、Goの入門書を終えた人が実際にGoのライブラリを使って、Goらしいプログラミングをしていくための本らしい。正直Goの標準ライブラリの知識が自分はなさ過ぎだし、Goらしいプログラミングが出来ている自信も無いので、ちょうど良い本かなと思っている。
GoのコードからOpen APIの仕様(json/yaml)を作成するツール。今までGoのWEBフレームワークはこのあたりが弱かったので(ASP.NET CoreやFastAPIとの比較)、人間が一から作るよりは間違いもないし、swagger等への展開も楽になりますね。
Goで作られているタスクランナー。Makefileが古すぎると思っている方は導入を考えてみられてはいかがでしょうか。
Goのメモリアロケーションについて解説しています。Goランタイムは仮想メモリ上で独自にヒープを管理し、アリーナ(64MB)やページ(8KB)など階層構造を持ちます。メモリ管理ではサイズクラスやスパンを活用し、効率的な割り当て・断片化抑制を実現。小さなオブジェクトはキャッシュやローカルアロケータで処理され、GCや並列処理にも配慮があります。Goの効率とパフォーマンスの仕組みが詳細に説明されています。
GoLandはDevOps業務でよくある8つの課題(Kubernetes運用、シークレット管理、コンテキスト切替、繰り返し作業、IaC統合、ログ確認、CI/CD構成、ポートフォワード)を、IDE内で一元的かつ効率的に解決し、生産性と安全性を向上させます
Protocol BuffersのOpen Struct APIは構造体のフィールドがpublicなため操作ミスや最適化の制約があったが、Opaque APIを導入することでprivate化し、安全かつ効率的なデータ操作が可能になる。Hybrid APIやopen2opaqueツールを用いることで、既存コードから段階的かつ安全にOpaque APIへ移行可能。これにより、Go開発現場での安全性とパフォーマンス、保守性の向上が図れる。
その他
なんか共感するところが多かった。
この国で、AI導入もDXも進まないのは、経営が変わらないからです。そして経営が変わらないのは、経営者の現状認識が間違っているから。そこは政治も同じ。
ケント・ベックによる、今AIによってプログラマーという職業に就いて起こっていることの考察。ベックは、今起きていることを「プログラミングのデフレ」と呼んでいます。記事ではこのデフレがもたらす経済的・社会的影響について論じています。AIの進展でコードを書くコストやスキルの障壁が急激に下がり、従来は不可能だった用途にも開発が広がる一方、「待てばもっと安くなる」ことで新規開発を控える動きも起きうると指摘されます。しかし、これは伝統的な経済のデフレとは異なり、真の生産性向上による変化であり、コード自体がコモディティ化する時代が到来するといいます。そのような社会では、「何を作るか」「どうシステム化するか」「何を作らないか」を判断できる“統合力”や“判断力”が、今後の希少な価値になると結論づけ、AIと共存するプログラマーへの指針を提示しています。
Discussion