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[簡単]Raspberry Pi PicoをRustでプログラミング🍞

2024/11/22に公開

Raspberry Pi Picoを用いたRust組み込み開発は、多くの方の記事やサポート、コミュニティがあります。本記事はRust初心者の著者でも10分でできたBaker link. Devシリーズを使った環境構築とLチカまでをご紹介します!!

開発環境

  • Docker ( Rancher Desktop by SUSE )
  • Visual Studio Code
  • probe-rs
  • Baker link. Env

書き込みツール

書き込み対象のマイコン

  • Raspberry Pi Pico

実践

1. Baker link. Devのチュートリアルに沿って、必要なソフトウェアを事前にインストールします。
Baker link. Devチュートリアル

Zennにも環境構築の記事を載せています。
RustとRP2040マイコンでLチカしてみた-環境構築編-

  1. Baker link. Envを起動し、プロジェクト名、createクリック、プロジェクト保存先を選択すると、数秒後にVisual Studio Codeが開きます。

  2. Visual Studio Codeの左下に表示される「コンテナ―で再度開く」をクリックしてください。すると、Dockerイメージのダウンロード&ビルド処理が開始されます。この処理が数分程度かかりますので、しばらくお待ちください。

  3. src/main.rsを開き、以下のプログラムに書き換えてください。
    このプログラムは、Raspberry Pi PicoのUSB付近のLED(GPIO25)をON/OFFするプログラムです。

#![no_std]
#![no_main]

use defmt::*;
use defmt_rtt as _;
use panic_probe as _;
use rp2040_hal as hal;

use hal::pac;

use embedded_hal::delay::DelayNs;
use embedded_hal::digital::OutputPin;

#[link_section = ".boot2"]
#[used]
pub static BOOT2: [u8; 256] = rp2040_boot2::BOOT_LOADER_GENERIC_03H;

const XTAL_FREQ_HZ: u32 = 12_000_000u32;

#[rp2040_hal::entry]
fn main() -> ! {
    info!("Program start!");
    let mut pac = pac::Peripherals::take().unwrap();

    let mut watchdog = hal::Watchdog::new(pac.WATCHDOG);

    let clocks = hal::clocks::init_clocks_and_plls(
        XTAL_FREQ_HZ,
        pac.XOSC,
        pac.CLOCKS,
        pac.PLL_SYS,
        pac.PLL_USB,
        &mut pac.RESETS,
        &mut watchdog,
    )
    .ok()
    .unwrap();

    let mut timer = rp2040_hal::Timer::new(pac.TIMER, &mut pac.RESETS, &clocks);

    let sio = hal::Sio::new(pac.SIO);

    let pins = hal::gpio::Pins::new(
        pac.IO_BANK0,
        pac.PADS_BANK0,
        sio.gpio_bank0,
        &mut pac.RESETS,
    );

    let mut led = pins.gpio25.into_push_pull_output();

    loop {
        info!("LED on");
        led.set_high().unwrap();
        timer.delay_ms(2000);

        info!("LED off");
        led.set_low().unwrap();
        timer.delay_ms(2000);
    }
}
  1. Baker link. EnvのRunをクリックしてください。するとバックグラウンドで、probe-rsのDAP Serverが起動します。

  2. Baker link. DevとRasberry Pi PicoをJST-SH型3ピンコネクタケーブルで接続してください。

  1. Raspberry Pi Picoに電源を供給するために、Raspberry Pi PicoとPCをUSBケーブルで接続します。

  2. 次のBaker link. Devを外部マイコン書き込みモードで接続するために、真ん中のボタンを押しながら、Baker link. DevとPCをUSBケーブルで接続してください。

外部マイコン書き込みモードで接続されると緑のLEDが点灯します。

  1. Visual Studio CodeでF5キーを押してください。すると、以下のようなアイコンが表示されます。

  2. もう一度、F5キーを押すと、プログラムが動作します。

info!(...)のログが下の画面に表示されます。

LEDも点灯されます。

最後に

以上の手順で、Baker link. Dev Rev.1を利用しRaspberry Pi PicoにRustのプログラムを書き込むことができました。この方法は、SWDデバックに対応している他のARM系CPUでも対応可能なので是非別のCPUでも試してみてください!

Baker link.を応援してくださる方へのお願い🙇

もしBaker link. Envが役立つと感じていただけた場合、ぜひGitHubでのスターや、問題報告、機能リクエスト等を通じてサポートをお願いします。

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