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Scrum Fest Osaka 2025 参加レポート

に公開

はじめに

こんにちは!BABY JOB 開発部です!
この記事は、先日開催された「Scrum Fest Osaka 2025」の参加レポートです。
BABY JOB は2年連続でシルバースポンサーをさせていただきました。今年もチームメンバーが現地・オンラインで参加し、多くの学びを得ることができました。

Scrum Fest Osaka とは

Scrum Fest Osaka はスクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場です。この2日間を通じ、参加者同士でスクラムやアジャイルプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。

(引用元:https://www.scrumosaka.org/)

開催日:2025年7月18日(金) 〜 7月19日(土)
場所 :関西大学梅田キャンパス KANDAI Me RISE または オンライン

参加メンバーの感想

ミヤギ

現在 EM(Engineering Manager) に挑戦中の ミヤギ です。
先人から得られるものを求めて、このたび現地で参加してきました。
とても楽しく学びのある経験ができたので、この記事でいくつか紹介します。

コーチーズクリニック

コーチーズクリニックとは、国内外で活躍している方々に 1on1 形式で相談できるコンテンツです。
コーチーズクリニックについて詳しく知りたい方は、ミツカワさんの記事が参考になるのでご参照ください。
https://note.com/mitsuriver/n/na839a5908a31

せっかくの現地参加ということで、私は mitz さんとお話しさせていただきました。
結論、最高でした。
申し込んで本当に良かったです。

相談内容は伏せますが、EM としての喫緊の課題について壁打ちしていただきました。
おかげさまで、課題の言語化がとにかく進みました。
自身の理解がサクサク整理整頓されていく過程は、非常に心地良かったです。
また、私自身、無自覚で混同してしまっていた "事実" と "思い込み" を、客観的な視点で切り分けていただきました。
私も意識的に真似して 1on1 に取り込んでいきたいと思います。

セッション: もっと!「契約交渉よりも顧客との協調を」 〜協調を助ける契約と関係づくり〜

発注者と受注者のような "異なる立場の人" 同士が協調することの難しさに対して、受託開発というユースケースで向き合うお話でした。
個人的に最も面白かったセッションです。

いくつかあるポイントの中でも、「みんなで同じ方向を向くには目標と評価を一致させるべき!」という発想を、受託開発で実現している点に衝撃を受けました。
端的に言うと、契約内容に事業の KPI に近い指標を組み込んでいるそうです。
事業の KPI への貢献度合いに応じて、報酬が上下するイメージです。

ほぼ共感だったものの、リスクの高さだけが気になったので、セッション後にお話しさせていただきました。
短期的に見ると売上低下のリスクはあるが、長期的に見るとブランディングという観点でやる価値がある、と考えているそうです。
これも納得でした。

この考え方は、自社開発における "マーケチームと開発チームの協調" に置き換えることもできると思うんですよね。
単純な転用は難しいと思いますが、良い方法がないか模索中です。

chayaka

初めてスクラムフェスに参加させていただきました。
今回はオンライン形式での参加でしたが、Discord のサーバーを通じて現地の熱気や他の参加者の方々の反応をリアルタイムに感じることができ、オンラインでも一体感のある楽しい体験でした!

印象に残ったセッションは以下に記載した2つです。処方箋やアレルギーといった言葉を使って、自身のプロジェクトの課題と照らし合わせながら理解しやすい内容となっていたことが印象的でした。

セッション: プロダクトバックログから始めるカイゼン生活

実例ベースで、プロダクトバックログの扱い方や問題への対処方法を解説する内容でした。

特に、問題の根本原因を探るための思考ツールとして紹介された「氷山モデル」や「因果ループ図」は、問題の本質を突き止めるための手法として大変参考になりました。

セッション: スプリントゴール未達症候群に送る処方箋

全体の構成や伝え方がとても素晴らしい発表で感動しました!

特に、コンテキストスイッチの影響の大きさはよく感じていたため、それに対する対処方法を参考にしたいです。
また、実施した改善策の効果を、スプリントゴールの達成率やバーンダウンチャートといった定量的なデータで評価し、チーム内外に示すというアプローチは改善活動においてとても重要だと感じました。

上記以外にもさまざまなセッションがあり、とても学びになりました。素晴らしいイベントに参加させていただき、とてもありがたかったです!

終わりに

会場参加・オンライン参加の垣根なく、全ての参加者が楽しむことができるイベントでした。
今回のイベントで得たヒントを、日々のスクラムでの悩みや課題の解決に活かしていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
興味を持っていただけましたら、他の記事もぜひご覧ください!

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