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アニポケから学ぶコミュニケーション

2024/12/04に公開

こどものとき、皆さんはアニメを見ていましたか?[1]

私は人並みに見ていました。

ドラえもんやクレヨンしんちゃん、サザエさん、ちびまる子ちゃんといったアニメだけでなく、
名探偵コナンや犬夜叉、NARUTO、デジモンアドベンチャー などなど。 あと、個人的には、カウボーイビバップはいいですねー。[2]

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...

おっと、本題から外れてしまった。。。

そんな懐かしいアニメの中でも、今思い返すとあの世界観や描写って不思議だよなと思うことありませんか?

今回、ポケットモンスターのアニメ(アニポケ)の中で、改めて考えると不思議なことだよなってことを考え直してみた結果、普段の仕事に活かせる考えやスタンスが得られたので、記事化しました。

ぜひ最後までお付き合いください!

そもそも、ポケットモンスター(以下、ポケモン)とは?

もしかすると、ポケモンについて知らないという方もいらっしゃるかもしれないので、簡単に概要だけ説明します。

ポケモンは 1996 年に発売されたゲームボーイ用RPG『ポケットモンスター 赤・緑』を起源とするゲームシリーズの名称。及び、同作品を題材にしたアニメや漫画、音楽などの作品群のことです。

今回、そのポケモンのアニメ(以下、アニポケ)について取り上げます。[3]

ちなみに、アニポケも歴史は古く、1997 年からテレビ東京系列で放映を開始し、現在までで通算 1,300 話が放映されています。[4]

本題:アニポケのどこが不思議なのか?

具体的なシーンについては下記の YouTube のバトルシーンを見ていただきたいです。(マチスのライチュウが10万ボルトを放つあたりぐらいまで見てください。)

https://www.youtube.com/watch?v=WolsIJI3sqc&t=1036s

アニポケでのバトルシーンを簡略化するとこんな感じ↓↓↓

アニポケのシーンを簡略化アニポケでこのやりとりのシーンはない(はず)。

ぱっと見た限り、変な感じはしないですが、ヒトとポケモンのセリフを分けるとこうなります。

ヒトが青、ポケモンが赤

これだけだと、まだわかりにくいですね。

説明を加えるとこうなります。

つまり、ヒトが話していることをポケモンは理解できているけど、ポケモンが発している声についてヒトは正確に理解ができていないということです。

この側面を図示すると以下です。

なので、 例えば、以下のようにヒトの言葉は、ほぼ確実にポケモンに届いています。

しかし、ポケモンの声は、ヒトにはなんとなくで伝わっている感じです。[5]

ここから我々は何を学びとるのか

このコミュニケーションにおける非対称性は、多かれ少なかれヒト同士でも起こり得ます。
以下のように、立場や役割の違いによる壁や、言葉や文化の違いによる壁など様々な 「見えない壁」 があります。

壁を取り払ったり、壊したりできるのであれば、そうした方が良いが、どうにもならないこともあったり、壊すために費やす労力が見合わないこともあります。(要はコスパの問題。)

なので、自分としては、「壁が存在するよね」という相互認識を前提にしたコミュニケーションをすることが良いと考えます。[6]

そう意識することで、コミュニケーション全体を一人称視点でしか捉えるのではなく、相手から見たときに壁はないか?という視点に立てます。
さらに、また別の視点で俯瞰したり、様々な角度で眺めたりすることにも繋がっていきます。

過去のコミュニケーションを振り返ってみると、これらの壁の存在をないがしろにしていないでしょうか?
もし、思い当たることがあれば、コミュニケーション全体を俯瞰して、壁がなかったか、どんな壁があったかを考えてみることをおすすめします。[7]

まとめ

アニポケ内のヒトとポケモンの間のコミュニケーションを考えると、不思議なコミュニケーションになっていることから、 普段の生活における、ヒト同士のコミュニケーションでも同様の壁があるかもしれないという気づきの話でした。[8]

もしこのことが、何かの役にたてられれば幸いです!

脚注
  1. ここ近年は、こども向けだけでなく、大人をターゲットにしたアニメが増えてきたなーという感覚が強いです。 ↩︎

  2. カウボーイビバップは、あのハードボイルドな世界観と劇中曲がいいですね。(まあ、作曲はあの菅野さんですからねー。) ↩︎

  3. アニポケという略語は、公式の言葉です。アニポケの X の公式のアカウント名は@anipoke_PRで、ハッシュタグの #アニポケ も公式のプロフィールに出しています。 ↩︎

  4. ある回で社会問題が発生し、一時は休止になりましたが、20年以上も続いている代表的なアニメです。(本当にポリゴンは悪くない!) ↩︎

  5. 表情や動きなどボディランゲージを含めて、我々ヒトは推測をしているだけに過ぎないです。加えて、アニポケ内のポケモンはみんな表情や感情表現が豊かです。 ↩︎

  6. 壁という表現を使っていますが、高低差のある段差だったり、視点の違いだったり、自分と相手の差を表すものをイメージしています。 ↩︎

  7. 自分はたまに思い返して、アレは良くなかったなーとか思ったりしています。 ↩︎

  8. 少々無理矢理だったかもなー。 ↩︎

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