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ふりかえりカンファレンス2025参加レポート

に公開

はじめに

こんにちは!BABY JOB株式会社 開発部です。
4/12 (土) に開催されたふりかえりカンファレス 2025 へ弊社から 3 名が参加してきましたので、参加レポートです!

ふりかえりカンファレンス 2025 とは

ふりかえりカンファレンスは、ふりかえりを実践している方々、ふりかえりに興味がある方々に向け、マインドセットや新しい手法の提案などに加えて、ワークショップでふりかえりを体験できるカンファレンスです。
イベントページより

ふりかえりという括りのみで発表したり、エンジニア・スクラムマスター以外の役割の参加者も多い
文字通り、ふりかえりのことについて発表したり、みんなで喋ったりするイベントです。
当日はイベント終了後の打ち上げまで、ふりかえりを中心に様々な議論が大盛り上がりでした!

現地(青山)とオンラインで会場が用意され、私たちは全員現地で参加させていただきました。

感想

各メンバーの参加した感想です。

たかしろ

昨年に続き 2 年連続の現地参加 & LT 登壇でした!

キーノート

アジャイルレトロスペクティブズの翻訳者である角征典さんによる、「ふりかえり過剰考察」という発表でした。

https://kdmsnr.com/slides/20250412_furikaeri_conference/

漫才の比喩でふりかえりを説明できないか?というアイデアだったようで、関西人のわたしは冒頭から心を掴まれました。
特に、「ふりかえりファシリテーターの条件」が私の関心ごとへドンピシャで、その中でも

プロジェクトの部外者であること(常に中立を他持たなければならない)

という部分は、重要性を理解しつつも実践方法が難しいと感じていたものでした。
イベント終了後に角さんとお話しすることができ、上記の質問を投げかけてみたところ、
「やっぱりチーム内だとファシリテーターの意見の影響が大きい。なので、横のチームとかからファシリテーター役を引っ張ってくるのは良いと思います」
と回答していただけました。わたし自身がプロダクトを横断して活動する役割に変更されたばかりだったので、すぐに実践できるアイデアをいただけました。

ちなみに、アジャイルレトロスペクティブズは第二版の翻訳版が年内に出版予定とのこと。早く手元に届くのが楽しみです☺️

登壇

ふりかえりカンファレンス 2024 のキーノートを実践してみた、というテーマで話しました。

毎度のことながら、登壇前は「凡庸なことを喋っているなぁ」と心配になっていたのですが、発表中のリアクションや発表後のフィードバックで「リアルな話ですごく面白かった」と言っていただけたのがすごく嬉しかったです!
また、この発表資料はイベントへ参加したメンバーに細かい部分を相談しながら作り上げました。モブワーク的な形で進めたので、趣旨の分かりやすさを担保できたと感じます。

みやぎ

初の現地参加でした。
去年はオンライン参加で最高だったのでワクワクドキドキで臨んだところ、現地参加も最高でした。
イベントにはキーノートや OST 、LT 発表など様々なコンテンツがありましたが、どれも良かったです。
今回は初の OST で初ホストに挑戦してみたので、そちらをメインで記載します。

私は「ふりかえりのテーマ決め」という題材を出しました。
これは、ふりかえりでフォーカスすべきテーマの効率的な決め方をみんなで考えたい、という趣旨のものです。
私のチームは、日々のふりかえりをする時は必ず最初にテーマ決めを行います。
これは、ふりかえりの発散しすぎを防止し、意識的に議論を収束させることがねらいです。
この取り組みをする中で、最初のテーマ決めに悩むことが多かったので、このたび提案してみました。

初のホストをうまく務めることができるかかなり不安でしたが、皆さんの積極的な参加のおかげで役割を果たすことができました。
個人的に一番の発見だったのは「テーマが決まらない時のふりかえりは、その行い自体が ”テーマ決め” である」ということです。
そう考えると、テーマが決まらないことをあまり悲観的に捉える必要はなく、自信を持って取り組むことができます。
この小さな発見がとても嬉しくて、後日、メンバーにすぐ共有しました。

他の OST も非常に楽しく、あっという間に時間が過ぎ去った 1 日でした。
一日中、頭を使いっぱなしだったので、最後は少しバテていたくらいです。

OST役割

Open Space Technology Introduction - Speaker Deck
OST には幾つかの役割があるのですが、今回はホストと参加者でいっぱいいっぱいだったので、次回は蜂や蝶として参加してみたいです。

OKWRK

ふりかえりカンファレンスは今回が初参加でした。
全体を通して非常に素晴らしい体験になりましたが、何より最初のキーノートが示唆に富んでおり、自身の感じていた「ファシリテーターの難しさと重要さ」を見事に言語化してもらったように感じました。

また、キーノート聴講の後、現地参加で OST (Open Space Technology) に参加したのですが、私にとって OST 自体が初めての体験でした。
今回は自分でテーマを出すことはできませんでしたが、 OST はすべての枠で「参加者」として議論に加わらせていただきました。

実際に OST に参加してみた感想として、テーマやその中身はもちろんのこと、 OST の体験自体に非常に大きな学びがありそれ自体が楽しいものでした。
特に、テーマを提出した「ホスト」がどのようなことを求めているのか、何を解決したいのかを参加者たちがヒアリングして整理しながら議論を進めていく様子はリファインメントのようで、 OST の経験を積み重ねることはリファインメントのトレーニングにもつながるのではないかと感じました。
扱われるテーマは、それぞれのホストの切実な悩みや疑問が元になっているため、「リアルなケーススタディを短時間で繰り返せる」という点でも OST は非常に有意義だと感じます。

引き続き、ふりかえりカンファレンスをはじめとして、 OST に参加できるイベントへの参加を増やしていきたいと思っております。

おわりに

改めて、ふりかえりカンファレンス 2025 の運営・登壇・参加者の皆様、素晴らしい学びと交流の機会をありがとうございました!
カンファレンスで得た学びをチームに持ち帰り、日々のふりかえりや開発プロセス改善に活かしていきたいです。
また来年参加できることを楽しみにしています!

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