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最速で、最短で、まっすぐに価値を届けるためにやったこと

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はじめに

こんにちは!BABY JOB 開発部 ほりです。

みなさんの開発組織では何を大切にしていますか?私の所属しているチームは今デリバリーの速度に重きを置いて開発を進めています。

私たちのプロダクトは今転機を迎えており、これから先もスケールしていくために進むべき道を模索している状況です。そのためにできるだけ多くの施策を打ち、仮説検証を回していくことを目指しています。

どうすれば素早いリリースができるのか

これには無数のアプローチが存在すると思いますが、そもそもなぜ私たちは素早いリリースがしたいのか?それは素早く「仮説検証を回していく」ためです。そこに立ち返ると素早いリリースのためには「必要最低限な機能をさっさと作る」という作戦に行きつきました。

ユーザーストーリーから始めよう

「ユーザーストーリーから始めよう」これは私たちのチームの Working Agreement にある文言です。

私たちのチームではスクラムに挑戦しています。プロダクトバックログには俗にいう "エピック" の粒度で課題が起票されます。スプリントへ投入するには粒度が大きいためエピックのリファインメントから始め、ユーザーストーリーマッピングなどを通して課題の打ち手を細かい機能(価値)に分解、アイデア出しをしていきます。

次に、洗い出した機能(価値)に対してどこまで実装するか= Minimum Viable Product (MVP) を決めることになりますが、場合によっては私たちはここで機能(価値)をグルーピングして、少しだけ抽象的なユーザーストーリーを作ります。

そうすることで「ざっくりこういうことがしたい」というような端的な要件をプロダクトマネージャーとすり合わせ、その要件を満たすのに必要な最低ラインの見極め、要件ごとの優先度付けを行うことでできるだけ小さく、今やるべきこと(=MVP)を明確にしていきます。

スプリントバックログリファインメント

チームで考えてきたMVPをタスクに落とし込むフェーズです。ここまでやってきたことは世にいうリファインメント(プロダクトバックログリファインメント)の一部にあたる内容ですが、私たちのチームではこの後のスプリントバックログアイテムを作ることを指してリファインメントと呼ぶことが多いです。

私たちのチームでは一つのタスクは大きくとも4時間以内に片付く大きさにすることを意識しています。そのためにおおまかにですが設計フェーズを挟むことでチームで実装内容の認識が揃えられる程度まで設計をしておき、デプロイまでのタスクをできるだけ細かい粒度で作成します。

実装

ここまでのリファインメントでタスクの量も大きさも小さくして、誰でも取れるようにしてきました。チームで作業を分担しつつサクッと実装してしまいます。また、私たちのチームは子育て中のメンバーも多く稼働が安定しない状況でも属人化しにくい点も迅速なリリースに寄与しています。

最後に

執筆時点で直近の1ヶ月を見るとリリースの回数は8回、週末や休日を除くと2営業日に1回リリースが発生しているようなペースです。

「必要最低限な機能をさっさと作る」の部分はうまくいっている実感があります。今後はリリースした機能の効果測定やカイゼンのプロセスも素早く回し、チームで一丸となってプロダクトと成長したいと考えています!

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