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アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1に合格したので、試験問題の対策をまとめてみた

2024/06/19に公開

はじめに

アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験(以下「アジャイル検定」)のLv.1に合格しました。
いい勉強になったので、勉強方法や試験問題の対策と受けた感想について話します。

アジャイル検定とは

アジャイル開発のスキルを客観的な尺度で分析・判定するのが、アジャイルソフトウエア開発技術者検定試験です。

試験システムとして、CBT(Computer Based Testing)を採用しています。いつでも、どこでも受験することができます。4肢択一スタイルの問題、平均で70%の正解率を得られるよう、難易度を調整しています。
合格基準は80%以上の正解率です。

公式サイトより
https://agilecert.org/about/

なお、いつでも、どこでも受験できるとありますが、正確にはプロメトリックの運営するテストセンターにて受験することになるため、時間と会場を指定して申込みを行います。

受験しようと思った理由

2024年2月に現在の職場に転職したのですが、チームがスクラムを採用してました。
スクラムのブランクがあった私は改めてアジャイル開発の基礎から理解したいと思いました。

また、チームのスクラムが私が経験したことのない形式でした。
そのため、現在のチームとアジャイル開発のプラクティス等にある差と、その差がなぜ存在するのかをチームで考えたいと思い受験することにしました。

筆者について

本題に入るまえに筆者の経歴を紹介します。

  • ITエンジニア歴:約7年(web系)
  • スクラム経験:2年10ヶ月(開発者として)
    • 1社目1年半
    • 2社目1年
    • 3社目(現職)4ヵ月
  • マネジメント経験:なし

今回記載する内容は上記の経歴の上で記載している内容であることを、ご理解ください。

勉強方法📚

アジャイル検定Lv.1には学習参考資料として公式テキストがあります。
この公式テキストには章ごとに演習問題があるため、とても実用的でした。
基本的にはこちらを読みながら、マークダウン形式でメモを残すという方法を2ヶ月間、1日1時間程度実施しました。
メモを取る際は写経だけでなく、自分の中でどういう風に理解したのかと、まとめも書いておくと見返すときに便利です。

公式テキストの内容は毎日読んでいると1ヶ月もあれば読み終わると思いますが、私は勉強できない(しない)日もあったため1ヶ月半ほどかけて読み終えました。。。
残り半月ほどは自分のメモを読んだり、演習問題の解説を読みこんで、なぜ不正解の回答が不正解であるのかを理解する時間にしました。

勉強時のメモの一部
勉強時のメモの一部

試験会場

試験当日の持ち物は身分証明書となりますので、忘れずに持っていきましょう!

以降の内容は私が会場に着いてからの内容です。
会場により対応が異なる場合がありますので、ご留意ください。

会場に到着後、受付に氏名を言って、身分証明書を提示すると、受験番号のようなものが記載された小さな紙とロッカーの鍵を渡されました。

試験時間の10分ほど前に到着しましたが、一斉に開始するわけではないようで、準備ができているので、身分証明書と受付で渡された紙とロッカーの鍵だけを持って、試験部屋に入室するように言われました。
それ以外の腕時計や携帯を含む全ての荷物はロッカーにいれるのですが、携帯は電源を切るように言われました。

試験問題

問題は4択問題が60問で試験時間は60分でした。
私は、見返しも含めて40分ほどで終了しました。

試験問題については、詳細の記載が出来ないので、雰囲気だけお伝えします!
簡単に言うと以下の内容を理解しているかみたいな感じです。

  • アジャイル宣言
  • アジャイル宣言の背後にある原則
  • アジャイルチーム内の役割
  • 会議体
  • リファクタリング
  • TDD(テスト駆動開発)

この中でもリファクタリングやTDDなどは実践していると、チームの状況によるよなぁみたいな感じで、逆に悩む部分もありそうでした。
基本的に公式テキストの内容のものが正解となるため、悩むような部分が多い項目に関しては、しっかり読み込んでおくことをおすすめします。
なお、悩む問題があった場合は、フラグを付けることができ、あとから見返しやすくなっていました。

難易度としては、公式テキストに記載している内容が出題されるため、公式テキストの内容を理解していれば、そこまで難しいということはないと思います。
ただし、公式テキストの文言がそのまま使用されているわけではなかったりします。
どういうことかというと、実際にありそうなシーンを想定した選択肢があり、それらが適切かどうかという問題が出題されます。
公式テキストの内容を実際の開発に活かせるようなレベルまで理解しているかが、問われているのだと思います。
演習問題の中にもこういった傾向の問題がありますので、どういった感じなのかを事前に把握しておきましょう。

試験問題のあとにアンケートがあったんですが、アンケートの終了時に本当に終了するか4回ぐらい確認されましたw

試験結果

タイトルに記載している通り無事合格しました🎉

正直なところ、100点で合格したかったです。
前述の通り、状況によって正解が変わりそうな問題があったので、そういったところで間違えたのかなと思います。。。
間違えた問題がわからないので、振り返りができないのがつらいところですね。

感想

今回アジャイル検定を受験して、改めてアジャイル開発に関する理解が深まりました。
特にTDDに関しては経験が無く、理解も浅かったため、今回の試験勉強の中で一番知識を得られました。
ただ、100点取れたわけではないので、定期的に公式テキストとメモを読んで、さらに理解をしていきたいと思います。

受験をおすすめする人

アジャイル開発経験の有無にかかわらず、少しでもアジャイル開発について興味や疑問のある方は受験をおすすめします。

特にアジャイル開発未経験者の方は、公式テキストの内容がわかりやすいので、アジャイル開発の考え方や実践方法など得られるものが多そうです。
アジャイル開発経験者の方にとっては、今までなんとなく実施していたプラクティス等が、なぜ行っているのかわかるためアジャイル開発の解像度が、よりあがると思います。

今後について

今回は合格することが主目的ではなく、アジャイル開発を理解し、チームへ共有することだったので、チーム向けに学習した内容をまとめていこうと思います。

また、今後の目標として、アジャイル検定Lv.2の合格も目指します!
ただ、Lv.2は公式テキストが無いので、ゆっくり勉強して、受験しようと考えてます。
次回はLv.2の受験体験談でお会いしましょう!

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