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【PATHを通す】を理解する
PATHを通す の意味がよくわからんので、色々調べました。
そもそもPATHとは
PATHとは環境変数の1つ。
環境変数とはPC環境についての変数で、すでに多くの環境変数が設定されている。
Terminalで
$ env
と入力すると、設定されているすべての環境変数が表示される。
PWD=/Users/hogehoge
SHELL=/bin/zsh
PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin
COLORTERM=truecolor
HOME=/Users/hogehoge
USER=hogehoge
LOGNAME=hogehoge
ZSH=/Users/hogehoge/.oh-my-zsh
PAGER=less
LESS=-R
LC_CTYPE=en_US.UTF-8
LSCOLORS=Gxfxcxdxbxegedabagacad
_=/usr/bin/printenv
例えば$HOME
という環境変数がホームディレクトリのパスになっていたり、$USER
という環境変数にユーザ名が入ってるのがわかる。
$PATH
という環境変数にもパスが入っているのが分かる。
PATH変数
Terminal上でコマンドが実行されたらコンピュータはそのコマンドを探しに行く。
でも、コンピュータの中にはたくさんのファイルやフォルダがあるので、コンピュータ内をすべて探していたら時間がかかる。
そこで、PATH変数に登録されているPATHだけ探すことで手間を省いている。
実際に通っているPATHはechoコマンドで確認できる。
$ echo $PATH
/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin
パスは:
で区切られており、今回の例では下記のパスが設定されている。
/usr/local/bin
/usr/bin
/bin
/usr/sbin
/sbin
/usr/local/sbin
PATHを通す
PATHを通す というのはすなわちPATHという環境変数に新しいパスを追加するということ。
新しいパスを追加したい場合は、~/.zshrc
などの設定ファイルに
export PATH=$PATH:<追加したいPATH>
を追記すればいい。
環境変数を永続化する
PATH以外でも、環境変数を永続化する場合、やり方は同様。
環境変数はshellからexitすると消えるので、環境変数を永続化するためにはshellファイルを利用する。Bashというshellなら~/.bash_profile
や~/.bashrc
、zshなら~/.zshrc
がshellファイルに当たる。このファイルの中にexportで環境変数を追加する処理を加えれば、環境変数を永続化できる。すなわち、Terminalを再び立ち上げた後もその変数を利用できる。
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