AWSの実務に近いトレーニングが受けられるサービスを紹介したい
想定している層
- AWS資格を保持しているまたは取得予定の方
- AWS構築のスキルを可視化 & 腕試ししたい方
私のレベル
- メインの業務はコードをかく人
- AWSの資格は、[Associate] と [Professional] レベルで計5つ取得
- 周りにAWSに詳しい人がいなかった
- 構築経験はハンズオン程度で、AWSの開発案件があっても不安で手が挙げられなかった
そんな私が社内で「AWS構築させてください✋」と言えるまで鍛えてもらった2つのサービスと、その流れをご紹介します。
尚、本記事でもサービスの内容については簡単に説明しておりますが、詳細や最新の情報については、各サービスの公式サイトにてご確認ください。
前提:AWS資格を取得しておく
これからご紹介するサービスを利用する上で、AWS資格の取得は「必須」のものと「推奨」のものとがありますので、まずは未取得の方向けに私の勉強方法を簡単にお話します。
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基礎知識習得&ハンズオン:【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
Udemyの動画の講座です。最新情報も随時アップデートされています。(有料/セール時期の購入がおすすめ) -
問題集:CloudLicense
基礎知識を学んだら大量の問題を解くのを繰り返しました。細かいサービスの違いなど整理できます。(有料) -
各サービスの詳細を調べる:AWS BLACK BELT
なかなか頭に入ってこないサービスや、各サービスの内容を深堀したいときは図も豊富なAWS公式のサイトを見ていました。
おすすめのサービス1:engineed
株式会社アンチパターンが提供する、engineedというサービスです。
AWS認定保持者限定で独自のAWS実技試験を受けることができます。
主な魅力は下記3つです。
- 実務に近い多数の実技試験が受けられる
- アーキテクチャ設計 & 環境構築の試験で、利用したことのないサービスにもチャレンジ可能
- 現役AWSエンジニアの方から評価&フィードバックがもらえる
まず「インフラの構成図をかく」というのも私は初めての経験でした。(drowioを使用しました)
いざかこうとすると「あるサービスはどのネットワーク内に配置するのか」のイメージが甘かったり、「どう配置するのがベストプラクティスなのか」という視点が抜けた構成図になっており、最初はひどい構成図をかいていました💦
参考:AWS のアーキテクチャ図を描きたい ! でもどうすれば良いの ?
また、私のように「AWSを独学で勉強している」方にとっては、実務に近い形のAWS構成を設計・構築することのハードルはかなり高いかと思います。その上で自分が考えた設計図や構築後の環境を AWSのプロの方 に添削してもらえるというのは、とても有難い経験でした。
最初は構築した環境もまともに動かないというレベルでしたが、何度も受験する中で色んなサービスに触れることができ、Infrastructure as Code (IaC)にも挑戦できました。
構築に少し自信を持てるようになったのは、本サービスを利用させていただいたことがきっかけでした。
おすすめのサービス2:DevelopersIO BASECAMP
クラスメソッド株式会社が提供するDevelopersIO BASECAMP プラクティス(以下、デベキャン)です。
デベキャンとは、課題を通したロールプレイに取り組むことができる実践形式のトレーニングプログラムです。
主な魅力は下記3つです。
- 課題とロールプレイを通した実務経験に近い体験が得られる
- 現役AWSエンジニアの方がメンターとしてついてくれて、フォローアップ&アドバイスがもらえる
- ステップ制の幅広い業務工程を体験できる・・・構築やコーディングから設計、要件定義に至る工程
ロールプレイではありますが AWSの提案をする となると、自身も「プロ意識(仮)」で課題に臨むことになります。
「AWSサービス用」の提案資料や設計書の作成から始まり、想定される質問を整理ししっかり話せるようにもしておこう。。などの準備も入念に行うため、得られるものがとても多いです。
とはいっても勿論未熟なので、沢山のフィードバックを頂いたのですがクラスメソッドの方が真摯に向き合って下さったことがとにかく嬉しかったです🌼
社内でAWS開発の案件が浮上した際に、前向きに提案やプレゼンができたのは、本サービスを利用させていただいた経験があったからこそでした。
参考:AWS構築ができるサービス「AWS Skill Builder」
AWS Skill Builderとは、AWSが提供するオンライン学習支援サービスです。
実際のAWS環境を触ることができるハンズオン型の学習コンテンツや、認定試験対策コンテンツなど、多様な学習を実現できる様々なコンテンツが提供されています。
サービスの魅力については、大前さんの記事を是非ご覧ください。
さいごに
社内でじわじわとAWSが好きな人(?)と認知してもらえるようになり、今まで学んできた経験を活かして「AWSの導入提案~構築」などの仕事にも参画できるようになりました。
また、実務経験が少ない中でも、就職活動の際に本サービスで自身の作成した構成図を活用させて頂きました。「このような構成でAWSを構築した経験があります」と具体的な話の材料としてアピールできたことで、少し自信をもって自己PRができました。
ここまでできるようになるのに時間もかかり、その間色々と悩みましたがここまで育ててくれるサービスを提供頂いたことに、本当に感謝してもしきれないので記事をかきました。
素晴らしい方々とつながる機会をつくってくれたAWS、ありがとう。。
以上、どなたかの参考になれば幸いです。
えみり〜でした|ωΦ)ฅ
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