Vue Fes 2025に行ってきました🟢!初めての技術カンファレンス体験談

Vue Fes 2025に行ってきました!
技術カンファレンスに参加するのは初めて、もはや社外のエンジニアと接点をもつのが初めてだった私は、わくわくと緊張を胸に東京遠征をしてきました。
軽く自己紹介
- 地方で働くフロントエンドエンジニアです。未経験転職をして今月で丸2年。
- 入社後、訳もわからぬままVue.jsとTypeScriptを勉強。本格的に開発をしたのもこれらの言語が初
- ノーコードCMSの開発が中心。スクラムやってます。
- いつも新しい課題にぶち当たりながら奔走しています🏃♀️楽しいです。
見に行ったセッション
- オープニング
- キーノート
- Vue.jsはAIに弱い?そんなの都市伝説です
- Storybook駆動開発で実現する持続可能なVueコンポーネント開発
- 生成AI時代のwebアプリケーションアクセシビリティ改善
- Inside Vietest:テストフレームワークアーキテクチャの詳細解説
- 中級者向けハンズオン
各セッションの感想
オープニング/キーノート
オープニングが始まる5分ほど前に会場到着。メイン会場は満席の案内があり、メイツトラックで映像・音声の同時中継を視聴することに。オープニング映像がかっこよかったです。音楽フェスにきた気分でした!
そして、Evan Youさんのキーノート。今の自分の知識ではVueの内側の話は難しく感じましたが、普段触っているVueやViteの開発者の声を生で聞けている..!という高揚感がありました。理解できるようになりたい、ついでに英語で分かるようになりたい!と思いました。
Vue.jsはAIに弱い?そんなの都市伝説です
冒頭で「みなさんVue好きですか?」に、手を挙げている人が沢山いたのがほっこりしました🙋
VueでのAIを活用した実装のお話でしたが、共感する部分・参考になる部分が多くありました。
- Figma MCPの利用はコンポーネントごとに
- 責務で区切ったレイヤーごとに明確なルールを設定する
以上の点は感覚的にはやっていましたが、ワークフローやプロンプトを作成する上でのポイントになるなと感じました。後出しでコードがごちゃごちゃになるの、あるあるなんですね...
Storybook駆動開発で実現する持続可能なVueコンポーネント開発
私も丁度1ヶ月ほど前からstorybookを利用し始めたため、とてもタイムリーなお話でした。
導入前に抱えていた課題の「手戻りと認識のずれ」「品質の後回し」「アドホックな作りかえ」については、心当たりがありすぎで全力で頷きました。
自分もまだ触りたてということもあり、「Storybook駆動開発」という手法があるのか!という新鮮な気持ちで聞いていました。日々現場でも、実装後にデザイナーやPOと認識のずれが生じることが課題となっているので、参考にしてみたいと思いました。
生成AI時代のwebアプリケーションアクセシビリティ改善
「アクセシビリティ、最近社内でもよく聞くなあ、aria-labelとかのやつだよな」という軽い気持ちで会場に向かいました。結果とても勉強になりました。
「LLMはアクセシブルなコードをかけるのか?」という論文のお話が興味深かったです。
- 人間が書いたコードよりもLLMが生成したコードの方がアクセシブルになる
- コード生成時にはアクセシビリティ指示を含めない方が良い
- レビューと修正の繰り返しによりアクセシブルにしていく
また、最後に大事なのが「誰に何を提供しているのか、立ち返る」こととしていたのが印象的でした。
以前,Amebaのデザインシステムの記事を読んでいて「100年愛されるメディアとして、若いときに使っていたユーザーが歳を重ねて視力が落ちたとしても、あるいは何かの理由で片手しか使えない、マウスが使えない状況であったとしても…いつでも、誰でも使えるサービスでありたいと考えています。」という文章に感銘を受けたことを思い出しました。(https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/31641/)
AIを利用しながら、自社の製品もアクセシビリティを高めていきたいです。
Inside Vietest:テストフレームワークアーキテクチャの詳細解説
Vitestは少し触れたことがあるくらいでした。以前プロジェクトで2週間くらいテストコードを書いていましたが、なかなかベストプラクティスには辿り着けず...少々苦手意識を感じている分野です。
お話の内容は、Vietestの設定やライフサイクルについてでした。自分で公式ドキュメントを読む際には、あまり選んで読まないような内容が聞けて興味深かったです!ライフサイクルについては、実装でうまくいかない時に参考になりそうでした。ターミナルに表示されている文言も、ちょっと理解できるようになったかも。
中級者向けハンズオン
「私は、中級者で...いいのだろうか..?」と迷いながらも、えい!とっちゃえ〜という気持ちでチケットをとりました。Nuxt未経験・予習もせずにいきましたが、難易度的には丁度良かったです。
Nuxtチュートリアルを利用しながら進みました。Vueの書き方を先に軽くおさらいして、Vueと比較しながら進められたのが分かりやすかったです。Nuxtってこんな感じなんだなあという大体の感覚が掴めました。
- オートインポート機能があるから、importを文書かなくていい
- Nuxtではコードがサーバーとブラウザの両方で実行される
- pages/ ディレクトリ内の各Vueファイルが、それに対応するURLを作成する( vue-routerをベースに実装されている)
- composableは https://vueuse.org/ を参考にすると良い
バックエンドにも興味がありつつもまだ出来ていないので、Nuxt使ってAPI作ってみようかな..!と思いました。
また、質問コーナーの話から「これコントリビュートチャンスですよ!」という話も出て、コントリビュートに少し興味が沸きました。
企業ブース
空き時間で企業ブースも回りました。「シール集めてますか?」というお声がけがきっかけで話すことができ、人見知りにはありがたいシステムでした!
どんな会話をすればいいのか緊張しましたが、使っているライブラリや現場での困り事など共通の話題があって安心しました。
(いまだに専門用語バリバリで話すのが苦手なのでまじで緊張した...🫠)
そしてなんと、KINTOテクノロジーズさんのガチャポンでぬいぐるみをゲットしました!
わーい、かわいい🫶

全体を通して
参加してみて「本当に行って良かったな〜〜☺️」と感じています。
まず、聞きにいったセッションを理解・共感できたことに感動しました(笑)2年前までは一人で独学をしていて、エンジニアがとても遠い存在だったので、ちゃんとエンジニアになれているんだなと少し自信がつきました。
また、普段実務で直面している課題が、自分だけじゃないんだなと思えたことも大きかったです。いつも5,6人のチームで、担当分野を調べるときも孤独感や迷いを感じていたので、共通の課題を抱えている人の話を聞けたことは嬉しかったです。
実際の仕事に活かせる情報や、「こんなことやってみたい!」「できるようになりたい!」と思えることに沢山出会えたことも、とても良い刺激になりました。
何よりVueが好きな人が集まる場所に行けたことが嬉しかったです!
また何かの技術カンファレンスに参加したいです!!
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