🙄
Obsidian Gitを導入してみた
はじめに
最近話題のObsidianを触り始めたということで、mdのバックアップ先をGitHubに決め、コミュニティプラグインであるObsidian Gitを使用して連携しはじめました。
日本語での各種設定内容の説明がなかったので、現時点(2022/12/22)での設定項目等をまとめていきたいと思います。
Obsidian Git概要
メインフィーチャー
- 指定の時間(分)ごとに自動的にバックアップしてくれる
- Obsidian起動時にリポジトリからpullしてくれる
- pull/pushにホットキーを割り当てられる
- サブモジュールに対応
-
Source Control View
で個々のファイルのgit操作ができる
インストール方法
Obsidianのコミュニティプラグインから導入可能です。
"設定" -> "コミュニティプラグイン" -> "コミュニティプラグイン 閲覧を押下", "Obsidian Git"で検索, インストール, 有効化.
※一応マニュアルでもインストールできるがここでは割愛
連携方法
- GitHubにバックアップ用のリポジトリを作成しておきます。
- VaultとなるディレクトリにGitを構成します。
やり方はいくつかあると思いますが、一番楽だと思うのはgit cloneして上記で作成したリポジトリをローカルに落とし、そのディレクトリをObsidianでVaultとして読み込むやり方だと思います。 -
Source Control View
のステータスバーにGit is ready
と表示されていたら成功です。
.gitignore
コマンドパレットでEdit .gitignore
を実行し、以下を記述します。
# to exclude Obsidian's settings (including plugin and hotkey configurations)
.obsidian/
# OR only to exclude workspace cache
.obsidian/workspace.json
# Add below lines to exclude OS settings and caches
.trash/
.DS_Store
コマンド
- List changed files
- Open diff view
- Stage current file
- Unstage current file
- Commit all changes
pushはしない。 - Commit all changes with specific message
カスタムメッセージを指定できるCommit all changes
。 - Commit staged
ステージングされたファイルのみcommit。 - Commit staged with specific message
カスタムメッセージを指定できるCommit staged
。 - Create Backup
Push on backup
設定がオンの場合はpushも実行。 - Create Backup with specific message
カスタムメッセージを指定できるCreate Backup
。 - Create backup and close
処理完了時にデスクトップ版を終了してくれるCreate Backup
。モバイル版の場合は終了できない。 - Push
- Pull
- Edit remotes
- Remove remote
- Clone an existing remote repo
モバイルで有効なコマンド? - Open file on GitHub
デフォルトのブラウザでGitHub上の現在のファイルの開く。デスクトップ版だけの機能。 - Open file history on GitHub
デフォルトのブラウザでGitHub上の現在のファイルの履歴を開く。デスクトップ版だけの機能。 - Initialize a new repo
- Create new branch
- Delete branch
- CAUTION: Delete repository
- Open source control view
Source Control View
をサイドペインに表示。 - Edit .gitignore
- Add file to .gitignore
現在のファイルを.gitignoreに追加。
各種設定
Automatic
自動化設定
- Split automatic commit and push
commit/pushを別々のタイマー設定で行うか。 - Vault backup interval(minutes)
Vaultのバックアップ(commit/push)間隔(分)の設定。0(デフォルト)を指定すると無効。 - Auto Backup after file change
ファイル変更後にバックアップするか。オンにした場合、最後の変更後0分ごとに自動バックアップを行う。 - Auto backup after lastest commit
最後のコミット後にバックアップするか。Auto Backup after file change
とどちらかが設定できる。 - Auto pull interval(minutes)
自動的にpullをする間隔(分)。0(デフォルト)を指定すると無効。 - Specify custom commit message on auto backup
バックアップ時にコミットメッセージを入力するためのポップアップを表示するかどうか。 - Commit message on auto buckup/commit
自動コミットメッセージの指定。{{date}}
、{{hostname}}
、{{numFiles}}
は利用可能。デフォルトはvault backup: {{date}}
。
Commit Message
コミットメッセージ設定
- Commit message on manual backup/commit
手動コミットメッセージの指定。{{date}}
、{{hostname}}
、{{numFiles}}
は利用可能。デフォルトはvault backup: {{date}}
。 - {{date}} placeholder format
日付のフォーマット。デフォルトはYYYY-MM-DD HH:mm:ss
- {{hostname}} placeholder replacement
ホスト名の置き換え。カスタムしたホスト名を指定できる。 - preview commit message
コミットメッセージのプレビュー。設定というより今の状態を確認できる。 - List filenames affected by commit in the commit body
コミット本体でcommitの影響を受けるファイル名を一覧表示する。※確認不十分。
Buckup
バックアップ設定
- Sync Method
リモートとの差分があった時の処理方法。以下が選択可能。デフォルトはMerge
。- Merge
- Rebase
- Other sync service (Only updates the HEAD without touching the working directory)
- Pull updates on startup
Obsidian起動時に自動的にpullするか。 - Push on backup
バックアップ時にpushするか。commitだけしたい場合はオフにする。 - Pull changes before push
pushする前にpullするか。pushが有効な場合のみの設定。
Miscellaneous
その他の設定
- Automatically refresh Source Control View on file changes
ファイル変更時にSource Control Viewを自動更新するかどうか。マシンスペックによってはラグる可能性があるので、その場合はオフ。 - Source Control View refresh interval
Source Control Viewの更新間隔(ミリ秒)。デフォルトは7000 - Disable notifications
git操作に関する通知を無効化。オンにしてもエラーに関するものは通知される。 - Show status bar
ステータスバーを表示するか。 - Show branch status bar
ステータスバーにブランチを表示するか。 - Show changes files count in status bar
ステータスバーに変更ファイル数を表示するか。
Commit Author
Author設定
- Author name for commit
Authorの名前 - Author email for commit
Authorのメールアドレス
Advanced
高度な設定
- Update submodules
サブモジュールの更新機能をオンにするか。 - Custom git binary path
gitの実行ファイルのパスを指定。 - Additional PATH environment variable paths
環境変数PATH
に設定を追加。 - Reload with new PATH environment variable
Additional PATH environment variable paths
で設定したものを反映させる。 - Custom base path(Git repository path)
gitを実行するためのvaultへの相対パスを設定。ディレクトリ構成を柔軟にしたいときに使う感じか? - Disable on this device
プラグイン自体の無効化。 - Donate
寄付。
まとめ
実は自動バックアップは利用してなかったりしますが(苦笑)、GitHub連携をかなり楽にしてくれて簡単にバックアップしてくれるので個人的には満足してるツールです。使いやすいと思いますのでご興味あれば試してみてはいかがでしょうか。
バージョンアップによって上記の設定項目も変わっていく可能性が高いですが、参考にしていただければと思います。
Discussion