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TouchDesigner -オペレータの属性

2024/11/04に公開

この記事で得られること

この記事では、COMP, TOP、CHOP, MAT, DAT, SOP, Customのオペレーターがどんな場面で役立つかを簡単に紹介しています(初心者目線)

はじめに

ゼミの展示で使うことになったので、学んだことを残そうと思います。(すごく初歩的なこと)
オペレーターの属性が知りたい人はこちら飛んでください
参考図書:
Visual Thinking with TouchDesigner - プロが選ぶリアルタイムレンダリング&プロトタイピングの極意
https://www.amazon.co.jp/Visual-Thinking-TouchDesigner-プロが選ぶリアルタイムレンダリング-プロトタイピングの極意/dp/4802510713

TouchDesignerとは

どういうやつ?

  • リアルタイムのインタラクティブなメディアアートやビジュアルコンテンツ制作に利用されている
  • 映像の生成、加工、3Dモデルの制御、音と映像の同期などが可能

    TouchDesigner初期画面

こんなことができるらしい⬇️(すごい)
https://www.instagram.com/p/DBzIJc-SAzI/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

どうやって使うの?

オペレータ(四角い箱)を繋ぎ合わせてプログラミングしていきます

最初はなぜかバナナが表示される(何も設定していない)

オペレータの属性

オペレータには7種類あります
COMP, TOP, CHOP, MAT, SOP, DAT, Custum

種類たくさんありすぎ...

COMP(Component)

  • プログラムの下地を作るようなオペレータ
  • さらに4種類
    • 3D Object
    • Panels
    • Other
    • Dynamics

TOP(Texture Operator)

  • 2D画像処理を行うオペレータ
  • 映像の加工や合成、エフェクトの適用など、ビジュアル関連の操作を行う
  • Photoshopのような画像加工やレイヤー合成などもできる
  • (3D処理も最終的にレンダリングを行い2Dとなるので、その後の処理もTOP)
オペレータ名 できること
Movie File In 動画や画像ファイルを読み込む
Transform イメージの回転、スケール変更、移動などを行う
Composite 複数のイメージを合成するためのオペレーター
Blur ぼかし効果を適用できる

CHOP(Channel Operator)

  • 数値として処理できるものや、デバイスからの信号を数値化して入出力するオペレータ
  • モーショントラッキング、アニメーション、データ解析など、数値データの操作や処理に使用
  • 音の入出力やKinectなどのセンサーからの値もまとめて処理することも可能
  • 他のオペレータの値をCHOPで数値化することも可能
オペレータ名 できること
Constant 手動で値を入力できる定数のチャンネルを作成
Wave 波形データを生成するオペレーター
Math 複数のチャンネルを数値的に操作(加算、乗算など)
Noise ノイズデータを生成して、ランダムな動きを作成

MAT(Material)

  • 3Dオブジェクトの外観を定義するためのマテリアル(シェーダー)を管理
  • 色やテクスチャ、光の反射などの効果を設定
  • SOPもしくはCOMPのGeoと一緒に使用することが多い
  • Constant, Phong, Point Spriteなどと併用することが大半
オペレータ名 できること
Phong 基本的なマテリアルで、反射や光沢の調整が可能
PBR フィジカルベースのレンダリング用のマテリアルで、よりリアルな見た目を実現
Constant 照明の影響を受けないマテリアル
Wireframe ワイヤーフレーム表示のジオメトリをレンダリング

DAT(DATA)

  • テーブルやテキストデータの操作に使用され、データ管理やスクリプトの実行を
  • データベース関係や外部でばしうとのやりとりが可能
  • 一部CHOPと被るオペレータも存在するが、より深い設定が可能
オペレータ名 できること
Table テーブル形式でデータを保持
Text テキストデータを編集・管理するために使用
Script Pythonコードを記述して、プログラム的に操作を行う
Select 別のDATオペレーターからデータを取得

SOP(Surface Operator)

  • 3Dジオメトリを扱い、モデルの構築や変形などが可能
  • プリミティブなオブジェクト、BoxやSphereなどといった3Dモデルを作成したり、パーティクルのような複雑な3Dも生成が可能
オペレータ名 できること
Box 立方体を生成するジオメトリオペレーター
Sphere 球体を作成
Transform ジオメトリの移動、スケール、回転を行う
Merge 複数のジオメトリを統合

Custom(Original Operator)

  • TouchDesigner以外で制作したプログラムをオペレータとして表示が可能

まとめ

この記事では、COMP, TOP、CHOP, MAT, DAT, SOP, Customのオペレーターがどんな場面で役立つかを簡単に紹介しました。
今回の紹介が、制作のアイディアや実験を楽しむきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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