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Synology NAS に Syncthing をインストールする

2023/07/08に公開

結構戸惑ったので備忘録として。

環境:

  • 製品型番:DS218j
  • DSM バージョン:DSM 7.1.1-42962 Update 5

1. パッケージソースの追加

DSM 用の Syncthing は SynoCommunity から提供されている。

公式のガイドに従って SynoCommunity という名前で https://packages.synocommunity.com/ をパッケージソースに追加する。

2. パッケージのインストール

ソースを追加したので Syncthing と検索すればパッケージが見つかるはず。

インストールしたらセキュリティのためにユーザー名とパスワードを設定するように求められるので入力する。

4. 同期用のフォルダ作成

コントロールパネルから共有フォルダを作成。

3. 権限の設定

読み書きできるように システム内部ユーザー から sc-syncthing を選んで権限を設定する。

ローカルユーザーは特に権限を設定しなくても問題ない様子。

この設定をしないと、後述の Syncthing 設定画面で ~~~~ permission denied というエラーが出てしまう。

4. Syncthing の設定

最初に左上のメニューからデフォルト値を設定する。

フォルダーのデフォルトの編集 をクリック。

フォルダー名 は任意。重要なのは フォルダーパス で、上記で作成した共有フォルダへのパスを指定する。

/volume1 をルートとして、この場合は直下に syncthing フォルダを作成したので /volume1/syncthing と指定する(パス区切りは Windows であってもスラッシュを使用する)。

図にあるように、デフォルトだと @appdata という隠しフォルダ内に共有フォルダを作る設定になっている。この隠しフォルダは DSM からは見えないので権限も設定できずエラーになる。忘れがちなので注意。

5. 同期用のフォルダ作成

上記の設定がうまくいっていれば、 フォルダー名 で指定した内容が フォルダーパス にも自動的に反映されるはず。

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