Synology NAS に Syncthing をインストールする
結構戸惑ったので備忘録として。
環境:
- 製品型番:DS218j
- DSM バージョン:DSM 7.1.1-42962 Update 5
1. パッケージソースの追加
DSM 用の Syncthing は SynoCommunity から提供されている。
公式のガイドに従って SynoCommunity
という名前で https://packages.synocommunity.com/
をパッケージソースに追加する。
2. パッケージのインストール
ソースを追加したので Syncthing
と検索すればパッケージが見つかるはず。
インストールしたらセキュリティのためにユーザー名とパスワードを設定するように求められるので入力する。
4. 同期用のフォルダ作成
コントロールパネルから共有フォルダを作成。
3. 権限の設定
読み書きできるように システム内部ユーザー
から sc-syncthing
を選んで権限を設定する。
ローカルユーザーは特に権限を設定しなくても問題ない様子。
この設定をしないと、後述の Syncthing 設定画面で ~~~~ permission denied
というエラーが出てしまう。
4. Syncthing の設定
最初に左上のメニューからデフォルト値を設定する。
フォルダーのデフォルトの編集
をクリック。
フォルダー名
は任意。重要なのは フォルダーパス
で、上記で作成した共有フォルダへのパスを指定する。
/volume1
をルートとして、この場合は直下に syncthing
フォルダを作成したので /volume1/syncthing
と指定する(パス区切りは Windows であってもスラッシュを使用する)。
図にあるように、デフォルトだと @appdata
という隠しフォルダ内に共有フォルダを作る設定になっている。この隠しフォルダは DSM からは見えないので権限も設定できずエラーになる。忘れがちなので注意。
5. 同期用のフォルダ作成
上記の設定がうまくいっていれば、 フォルダー名
で指定した内容が フォルダーパス
にも自動的に反映されるはず。
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