[Tableau Certified Data Analyst試験に向けて] Tableauのメニューバー全部見た話
はじめに
こんにちは。現在会社の有志でTableau Certified Data Analyst試験を倒しにいこうとしています。
それに向けて,見たことないDesktop機能をなくそうということで,メニューバーを今一度真剣にひとつひとつ見ていきました。
その中から,自分が知らなかったことや気になったことを抜粋してメモに残すことにしました。
また調べても分からないことをいくつかそのままにしていますので悪しからず。
よろしくお願いいたします。
環境
- MacBook Pro (Apple M1 Pro)
- mac OS (Ventura 13.6)
- Tableau Desktop v2024.1.2
まずスタートページ
「接続」ペイン,「開く」ペイン,「見つける」ペインがあります。
開くペインは最近使ったファイルなどを再度開くことができるところ,見つけるペインは公式ドキュメントや製品ページに飛べるところですね。
下では接続ペインの部分を掘り下げていきます。
「接続」ペイン
いろんなデータソースが選択できます。ここでは,選択できるファイル形式を見ておきましょう。
ファイルメニュー>>開く,で選択できるのはこれらのファイル形式。種々,Tableau専用のファイルが並んでいます。
- ワークブック系
- ワークブック(.twb)
- Tableau Desktopから [ファイル]>[保存]もしくは[名前をつけて保存]を選択して保存できる
- パッケージド ワークブック(.twbx)
- データそのものが含まれているかどうかが.twbとの違い
- .twbの保存方法に加え,ドロップダウンメニューで形式をtwbxに変更すれば保存できる
- ブックマーク(.tbm)
- [ウィンドウ]>>[ブックマーク]>>[ブックマークの作成]で保存できる
- シート単体での保存ができて,他ワークブックにコピーできる。しかし下の機能使ってもできる。
- ワークブック(.twb)
- データソース系
- データソース(.tds)
- データ型の設定やデフォルト集計や色,計算フィールドなどの設定を
- Tableau Desktopからデータソース接続を右クリックし、[保存されたデータソースに追加]を選択して保存できる
- パッケージデータソース(.tdsx)
- データそのものが含まれているかどうかが.tdsとの違い
- .tdsの保存方法に加え,ドロップダウンメニューでファイル形式を選択すれば保存できる
- データ抽出(.hyper, .tde)
- Tableau Desktopからデータソース接続を右クリックし、[データの抽出]を選択すれば作成可能。
- tde(Tableau Datasource Extract)はバージョン2018以前のもの。2023年以降,非推奨
- データソース(.tds)
- 設定系
- マップソース(.tms)
- 地図上にプロットする際,ユーザ独自のソースから画像を読み込むようにするためのファイル?
- [マップ]>>[バックグラウンドマップ]>>[WMSマップを追加]ではWMSサーバのURLを書くところ
- 下の記事にテキストベースでのファイルのフォーマットが書いてある
- Tableau設定ファイル (.tps)
- ここに表示はされてなかったが,カラーパレットの追加はこれを用いてできる
- My Tableau Repositoryのフォルダ内にある。編集方法はこっち
- マップソース(.tms)
- Atom サービス ファイル(.tsvc)
- よく分からない照
一方で,「ファイルへ」で選択できるのはこれらのファイル形式。
メニューバー
[Tableau]
サービスでは第三者サービスとの連携を設定できるのかな。
また[Tableauについて]でTableau Desktopのバージョンが確認できる。
[ファイル]
- エクスポートをするパターンが3種ありますね。Version指定もできればPowerpoint形式での出力もできます。
- 共有ではURL指定でTableau Server/Cloudにアップできる。Publishと何が違うんやろう。
- ページ設定では印刷時のレイアウトなどが設定できそう。
[データ]
- ブレンディングリレーションシップの編集はここから。データソースが複数ないと選択ができないぽい。
- データソースの置換もここから。データソースが複数ないと選択ができないぽい。
- 各データソースから掘り下がるサブメニューは,データタブのデータソースを右クリックしても同じメニューが表示される。
[ワークシート]
- キャプションをONにすると,ワークブックの下側に説明文を表示できる。ダッシュボードにおけるテキストオブジェクトに比べて,ワークブックに紐づけられるという利点がありそう。
[ダッシュボード]
- ダッシュボードタイトルはここから表示ONにできる
- [書式設定]は当然ここから。ワークブックでワークシートのタイトルの設定などをしている場合,ここの「クリア(C)」で設定が戻らないことがある。
[ストーリー]
- 書式設定はここから。上の小さい枠はナビゲーターというらしい。
[分析]
- [スタックマーク]
- 棒グラフを積み上げて表示するか重ねて表示する(すべての"詳細"でゼロ開始のグラフとするか。bar-in-barで使えるかも)か
- [パーセンテージ]
- たとえば表に複数のメジャーバリューをクロス集計で示している場合,ひとつずつ,「合計に対するパーセンテージ」を表計算で計算させたいとき,ここで表全体でまとめて計算できる。
- [合計]
- [行の総計を表示]と[列の総計を表示]を混同しがち
- [行合計(左に表示)][列合計(上に表示)]とあるように,「行の総計」とはひとつの行に並んでいる数値すべてを総計する,という意味。「列の総計」はいち列に並んだ数値すべてを総計する。その位置を指定するオプション。
- [表のレイアウト]
- セルのアスペクト比を1:1にして正方形にできる。ここでやっても変わらないのって何か原因ありますか?自分の手元でならないんですが。後述の[書式設定]でできたからいいんですけど
- [フィールドのサイクル表示]
- [行と列の交換]と何が違うんや。。。
[マップ]
- 表示する地図の設定がここでできる。
[書式設定]
-
ワークブックの書式設定はここから。ワークシートを並べてダッシュボードにするわけなので,ワークシートごとに書式設定するよりここでまとめてやってしまったほうが楽そう。またTableau ServerにPublishしたあと再ダウンロードして編集しようとしたときに,個々のシートの設定がここのワークブックの書式設定によって上書きされたことがあったので,ここでの編集が良さそう(自戒
-
[セルのサイズ]
- 細かい調整がここでできる。
- 上述の正方形セルもここでできた。
-
[ワークブックのテーマ]
- [既定], [モダン], [クラシック]の順で,以下のとおりフォントや色設定が変わる。
どれすき?
- [既定], [モダン], [クラシック]の順で,以下のとおりフォントや色設定が変わる。
[サーバー]
- ユーザフィルタがここで設定できる。具体的には,ディメンションと(Tableau Server/Cloud上の)ユーザおよびユーザグループとの掛け算で,どのデータだけを表示するか,コンテキストフィルターの位置でフィルタしてくれる。
[ウィンドウ]
- ブックマークの作成はここから。上述の通り,特定のワークシートをコピーしてローカルファイル(.tbm)で共有できます。
[ヘルプ]
- Tableau Exchangeへのアクセスはここから。
- [パフォーマンスの記録を開始]では,ワークブックの挙動が重たいときに分析することができる。たとえばグラフの表示が重たいのか,データを多く処理しているから重たいのか,など,そういった原因分析をするために数値化してくれる。
- 方法としては,記録を開始して,挙動を分析したいビューでいろいろマウス操作して,同じヘルプメニューから記録を停止します。すると新しいワークブックが開かれます。
この場合だと"Blending Data",データのブレンディングに一番時間がかかっている,ということが分かります。Tableauならではという気がします。
Discussion