[Tableau Certified Data Analyst試験に向けて] ダウンロードやエクスポートのオプションをまとめる
はじめに
こんにちは。Rakutenでデータエンジニアをやっています。先日Tableau Certified Data Analyst試験を合格しました。その体験記は下に書いたとおりですが,ここでは,その過程で得た知識をまとめておこうと思います。
今回はエクスポートメニューについてです。
環境
- Mac Ventura 13.6
- Tableau Desktop v2024.2.0
早見表
下に詳述しますが,本記事をまとめると,次のような表にまとめられます。
結局言いたいことは,同じファイル拡張子の出力でも複数のやり方があるということです。
メニューバー(括弧はそれ以外) | メニュータブでのサブ項目 | twb | twbx | pptx | tds | tdsx | csv | xlsx | png, jpgなど(画像) | ps(PostScript) | |
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ファイル | バージョン名をつけてエクスポート | o | |||||||||
ファイル | パッケージドワークブックのエクスポート | o | |||||||||
ファイル | PowerPoint形式でエクスポート | o | |||||||||
ファイル | 印刷 | o | o | ||||||||
データ | 保存されたデータソースに追加 | o | o | ||||||||
データ | CSVへのデータのエクスポート | o | |||||||||
ワークシート | エクスポート | o | o | o | |||||||
ダッシュボード | イメージのエクスポート | o | |||||||||
ストーリー | イメージのエクスポート | o | |||||||||
(Web) | ダッシュボードのダウンロードボタン | o | o | o | o | ||||||
(Web) | Tableau Serverオプション | o | o | o | o | o | o | o |
詳細を見ていく
実機でひとつひとつ詳細を見ていきましょう。
メニューバー>[ファイル]
ワークブックファイルを新規に作成したり開いたりするようなメニューでは,ワークブックの出力や,PowerPoint形式での出力が可能。エクスポートオプションで選べる選択肢は3種類。
- [バージョン名を付けてエクスポート]→ twb
- [パッケージドワークブックのエクスポート]→ twbx
- [PowerPoint形式でエクスポート]→ pptx
また,[印刷]をクリックすると,下記2種類での保存が可能となる。また,直接メールで送信することもできる様子。
- PostScript
メニューバー>[データ]
データソースに接続したり,データソース同士のブレンド関係を編集したりする[データ]メニューでは,データソース内のデータの出力が可能。選べる拡張子は3種類。
- [保存されたデータソースに追加] → tds, tdsx
- [CSVへのデータのエクスポート] → csv (論理テーブルごとに選択する。後述)
[CSVへのデータのエクスポート]は,選択しているデータソースの論理レイヤーの構造によりサブオプションが変化する。試しに,サンプル・スーパーストアで定義されていた元々のリレーションシップを解除して,物理レイヤーでのJOINに変更してみた。
これが変更前。
そして変更後。
このときのサブオプションは,論理レイヤーのテーブルがひとつなので,それしか選択できない。
メニューバー>[ワークシート]>[エクスポート]
[ワークシート]は[ファイル]でみたようなワークブック単位での操作ではなく,そのワークシートで表示しているデータの出力が可能。Visualizationという捉え方をすると,画像での出力が可能で,そこに使われているデータという捉え方をすると,データでの出力が可能。
選べる拡張子は下記のとおり。
- [Image] (イメージ)
- PNG形式
- Windowビットマップ(bmp)
- SVG(Scalable Vector Graphics)
- JPEG
- [Data] (データ)
- csv
- [Crosstab to Excel] (Excelへのデータ集計)
- xls, xlsx
メニューバー>[ダッシュボード]
ダッシュボードがアクティブになっている状態で,[イメージのエクスポート]が選択可能。
メニューバー>[ストーリー]
ストーリーがアクティブになっている状態で,[イメージのエクスポート]が選択可能。
Web上のダウンロードボタン
括りに悩んだが,ここでは,ダッシュボードオブジェクトとしてのダウンロードボタン,および,Tableau Serverのダウンロードボタンについて記述する。
ダッシュボードに埋め込むことができるダウンロードオブジェクトでは,下記4通りの出力が選択できる。
- クロス集計→xlsx, xls
- 画像→jpg, pngなど
- PDF→pdf
- PowerPoint→pptx
Tableau Serverのワークブックのページでは,ワークブック名の横の「…」ボタンからダウンロードを選べる。ここではワークブックファイルが出力される。
また,Tableau Serverでワークブックのビューを開き,ダウンロードボタンをクリックすると,もっとも多くのオプションが選択できる。下記6通りの出力が可能。
- ダッシュボードのダウンロードオブジェクトで出力可能な4通り→画像, クロス集計(Crosstab), PDF, PowerPoint
- データ→csv
- ワークブックファイル→twb, twbx
おわりに
エクスポートメニュー,おそらく頭でひとつひとつ覚えるのは難しいので,各メニューバーがどういう立ち位置になっているかを理解したほうがすっと把握できそう。[ファイル]メニューはワークブック自体のことだし[データ]メニューはデータソースのことだし,みたいな。
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