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DATA Saber認定制度の10個の技術試験への向き合い方

2023/04/19に公開

はじめに

  • DATA Saber認定制度ではTableauの操作面に関する問いだけでなく,「こういった状況においてどの選択肢が正しいか」という文章題のような問いが投げられます。
    • Ordeal(日本語訳: 試練)というらしい

挑む上での流れ

  • 自分は以下をおすすめします。
    1. まず自分で課題を問いてみる。
    2. その上で,YouTubeのKTチャンネルを視聴する
    3. 更にその上で,判断に迷う問いがあれば,色んな先人たちが書いたドキュメントやTableau PublicにPublishされているVizを調べる。

認定制度を通して感じた大事なこと

  • 以下のポイントだと考えています。
    • 現実に対応するであろう各問い合わせについて,本人が真にやりたいTaskを理解しようと努めること
    • 問題文に見受けられる「曖昧さ」は現実にも起こり得るものだと割り切って,そこを突き詰めすぎないようにする
      • 「自分はそうは思わないけどな...」という問題も正直ある
    • 「Aの施策でBという結果が得られる」というYes/Noの判断は,「Aによって比較的Bが達成されやすいかどうか」で判断するのが好ましい(それで弾かれるものもある)
    • 迷ったら周囲の人と議論してみる
    • 楽しむ
  • です。

このあと挑戦される方へ

  • この記事が有益な情報であることを祈っています。

各Ordealでつまずきやすいポイント

Ordeal1

Q7「使用したテクニックを選択してください」

  • 「三重軸」なんて言葉はTableau Desktop上には一切出てこない
    • Tableauでは「二重軸 (Dual Axis)」
    • DualAxis
    • ただし動画では「三重軸」と言及されている
  • Tableau Desktopを触っている人としてでなく,あくまでデータを見る人の視点として分かりやすい言葉・伝わりやすい言葉は何か,ということが配慮することが大事だ,という考えて選択肢を選びましょう。

Q16: 地域別の出荷準備日数

Ordeal2

  • Preattentive Attributesの話はDATA Saberだけでなく,パワーポイントなどの提案資料の作成のときにも役立ちます。

Q8「円グラフの不利な点は?」

  • 動画をみていると感じ取れるが,円グラフはほとんど推奨されていないことを理解する。
  • 問題文も定性的で判断に迷いやすい
    • 冒頭にも書いたとおり,曖昧な表現があってもくじけない
      • ある分野に詳しい自分が,その分野に明るくない人と接するときは曖昧な表現を耳にすることがどうしても多くなる。
      • まずチームで真に解決したいTaskを明確して,そのうえでそれを解決する最適な表現方法が円グラフかどうか,を考えましょう。
    • このTaskの話は,後半のOrdealでもCreator, Explorer, Viewerの共通役割として出現します。

Ordeal4

Q2「Tableau Server/Onlineを使わず,twbxでレポートを共有したときの問題点」

  • twbxファイルはTableau Desktopからはもちろん,Tableau Reader(誰でも無料でダウンロード可)でも開ける
    • 後者は,表示されているフィルターを使ったり,データをドリルダウンしたりすることが可能
  • これに対し,Tableau Server/Onlineの利点は何か,ということを意識すること
    • 次のQ3を先に考えたほうがより正答しやすいかもしれない

Q4「Tableau Server/Onlineを使用したときの効果」

  • 個人的に鬼門だった
    • とくに1つ目と最後の選択肢
  • 「絶対その成果が得られる」ではなく「比較的得られやすい」という視点で選択肢を選ぶべきだと感じました。
  • 可能であれば周囲のひととディスカッションして一緒に解いていくのがいいです。ひとりだと沼にハマる可能性があります

Q9「自動化できるような作業を手作業にすると」

Ordeal6

Q1「(サブカテゴリ別円グラフ)のどこが問題ですか?」

  • 3つ目,4つ目の選択肢に引っかかりました
  • 3つ目「ラベルがどこに割り振られているか識別するのが困難」かどうかは,たとえ円グラフだったとしても改善方法が考えられるのだ,という意味合いでチェックするかしないかを決めました
  • 4つ目「色の凡例とグラフの位置が遠い」かどうかは,今回のグラフに関して述べたときに,凡例の色数が多くなってしまって円グラフの四隅に格納できない,という意味合いでチェックするかしないか決めました
    • 凡例数が少なければある程度グラフに近づけることはできる(と自分は思う)
    • 少ない凡例数を円グラフの四隅に入れる

Q5「一目で利益の大小を示すPre-attentive Attribute」

  • 現状のグラフでは何が使われているかを踏まえて,足りないものをチェックしましょう
    • ちなみにここでいう「大小」はそこまで厳密な話をしていないようです

Ordeal7

Ordeal10

  • 最後のOrdealです。
  • データの利活用をうながす立場として,必要なのは積極性である,という意識のもと回答するとよさそうです。
    • ただし,組織の一員として,他者に対する気遣いは忘れない
    • 一番大事かもしれない

おわりに

  • 最終的な挑戦回数は以下のようになりました。

    • Visual Best Practiceにかなりつまずいています。まだまだインプットが足りませんね。
    Ordeal テーマ 挑戦回数
    Ord1 Hands-On 3
    Ord2 Visual Best Practice 3
    Ord3 Hands-On 1
    Ord4 Data Platform 4
    Ord5 Hands-On 1
    Ord6 Visual Best Practice 4
    Ord7 Performance Best Practice 2
    Ord8 Hands-On 1
    Ord9 Hands-On 2
    Ord10 ZEN問答 2

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