一時メモとAI添削: VS CodeのTempfile拡張とChatGPTの連携
VS CodeのTempfile拡張で効率的な一時メモ作成を実現
記事作成やコードのスニペット作成時に一時的なメモが必要になることはよくあります。特に、ChatGPTのようなツールを使用して文章を編集する際に、VS Codeで一時的なファイルを作成して編集することは非常に便利です。今回は、VS CodeのTempfile拡張機能を紹介し、ChatGPTとのやり取りを例にその利用方法を解説します。
Tempfile拡張の紹介
Tempfileは、VS Codeで一時的なファイルを簡単に作成・編集することができる拡張機能です。この拡張機能を利用することで、ファイルを保存するディレクトリを指定することなく、すぐにメモを取ることができます。
一時ファイルはOSごとに異なるテンポラリディレクトリに作成されます。OSごとに違いはありますが、一定期間後に自動削除されるので、自分でクリーンアップする必要はありません。
デフォルトでは以下のショートカットキーで起動できます。
コマンド | デフォルトのショートカットキー |
---|---|
New tempfile |
Ctrl+Alt+T or ⌘+Alt+T
|
New tempfile with extension | Ctrl+Shift+T |
他の拡張機能と競合している場合は、コマンドパレットから上記のコマンドで呼び出すこともできます。
New tempfile with extensionは拡張子を指定できます。例えば、拡張子md
を指定することで、VS CodeのMarkdownプレビュー機能を活用することができ、これによりMarkdownファイルの編集が容易になります。
ChatGPTとのやり取りにおけるTempfileの利用
ChatGPTを使用して記事を執筆するケースを考えてみましょう。書きたい内容を下書きして、「この記事を添削、修正してください」と付け加えてChatGPTに送信します。
長文の入力や修正を行うときには、直接ChatGPTのメッセージ送信欄に入力するのは不便です。入力欄が小さくて見にくいことや、誤って送信してしまう可能性があります。
Tempfileを利用することで、VS Code上で一時的な下書きを作成し、その内容をChatGPTにコピー&ペーストすることが容易になります。Markdown形式でメモを書いて、それをChatGPTに渡すことで、誤字脱字のチェックや文体の修正などを便利に行えます。
ChatGPTのコピーボタンを使うと、返答がMarkdown形式でコピーできます。これを下書きにペーストして修正を繰り返すことができます。この流れにより、記事の執筆と修正プロセスが効率的に行えることがわかります。
まとめ
VS CodeのTempfile拡張は、一時的なメモ作成や、ChatGPTとのやり取りを効率的に行うための便利なツールです。特に記事作成やコードスニペットの編集において、この拡張機能は大いに役立ちます。今回紹介したユースケースを参考に、是非Tempfile拡張の利用を検討してみてください。
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