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WSL2 に Debian をインストールする方法

2022/04/15に公開

tl;dr

Windows の WSL2Debianをインストールするには、Windows Terminalで次のコマンドを実行します。

  1. wsl --set-default-version 2を実行
  2. wsl --install -d Debianを実行
  3. Windows Terminal を再起動

これで`Debian を使用できます。

はじめに

この記事では、WSL[1] を使用して Debian をインストールする方法を紹介します。
WSL を利用することで、Windows上の Linux 環境を構築できます。

WSL2 を使うためには、wslコマンドを使用して、WSL上に Linux をインストールする必要があります。
この記事では、Linux ディストリビューションの 1つである Debian をインストールします。

1. 既定バージョンの指定

WSL には WSL1 と WSL2[2] があり、この記事では WSL2 の設定を紹介します。
WSL2 は完全な Linux カーネルを内包しているので、実際の Linux 環境に近い動作を実現します。

1.1. 既定バージョンを指定する

WSL2 を使うため、wsl --set-default-versionコマンドで既定のバージョンを指定します。

  1. wsl --set-default-versionコマンドで、カーネルバージョンを指定する
    次のコマンドを実行します

    wsl --set-default-version 2
    

    実行結果は、次のようになります

    C: > wsl --set-default-version 2
    
    WSL 2 との主な違いについては、<https://aka.ms/wsl2>
    を参照してください
    この操作を正しく終了しました。
    
    C:  >
    
  2. wsl --statusで既定のバージョンを確認する
    次のコマンドを実行します

    wsl --status
    

    実行結果は、次のようになります。

    C: > wsl --status
    既定のディストリビューション: Debian
    既定のバージョン: 2
    
    C: >
    

このように表示されたら 既定のバージョン: 2、設定は成功しています。

2. Debianのインストール

WSL にコマンドラインで使えるwslコマンドがあります。
今回は、wslコマンドを使って Debian[3] をインストールします。

2.1. wslコマンドでDebianをインストールする

wsl --installコマンドを使用して Debian をインストールします。
次の手順で、Debian をインストールします。

  1. wsl --installコマンドで Debian をインストールする
    次のコマンドを実行します

    wsl --install -d Debian
    

    実行結果は、次のようになります

    C: > wsl --install -d Debian
    インストール中: Debian GNU/Linux
    Debian GNU/Linux はインストールされました。
    Debian GNU/Linux を開始しています...
    
    
  2. UNIX ユーザー[4]を作成する
    以下のプロンプトが表示されるので、ユーザー名とパスワードを設定してユーザーを作成します

    Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username.
    For more information visit: <https://aka.ms/wslusers>
    Enter new UNIX username: <username>
    
    New password:
    Retype new password:
    
    

    注意:
    パスワードは画面に表示されません。また、安全性を考慮し、Windows とは異なるパスワードを設定することが推奨されます。

以上で、Debianのインストールは終了です。

3. Windows Terminalの設定

3.1 Windows Terminalを設定する

Windows Terminal[5]のプロファイルには、Debian が自動的に登録されます。
Windows Terminalを一度閉じてから再度開くと、新しいシェルにDebianが追加されます。

おわりに

WSL2 を利用することで、Windows上で Linux の完全な環境を構築できます。

これにより、多くの Linux 用ツールやアプリ (例:Docker, Git など) が利用できるようになり、開発の幅が広がります。
Linux の環境をしっかりと理解し、より高度な技術の習得を目指しましょう。

それでは、Happy Hacking!

参考資料

Webサイト

脚注
  1. WSL: Windows Subsystem for Linux、Windows上で Linux の環境を実行するためのサブシステム ↩︎

  2. WSL2: WSL の第2バージョン。完全な Linux カーネルを内包しているため、実際の Linux 環境に近い動作が実現される。 ↩︎

  3. Debian: オープンソースの Linux ディストリビューション ↩︎

  4. UNIX ユーザー: UNIX/Linux のユーザーアカウント ↩︎

  5. Windows Terminal: Windows 用の公式ターミナルエミュレーター ↩︎

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