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Tips: VS Code: Visual Studio CodeでWSLのディレクトリを指定する

2023/04/06に公開

tl;dr

  • "-remote"オプションを使えば、WSL上のディレクトリを指定できます

はじめに

WSLからVisual Studio Codeを使うと、Windows側のパスでファイルやディレクトリを開きます。
たとえば、/home/atsushifx下でcode .としてディレクトリを開くと、"\wsl.localhost\codings\home\atsushifx"のようなネットワークパスでディレクトリを開きます。

WSL側のパスで開くには、--remoteオプションを使う必要があります。

オプション付きでVS Codeを起動する

--remote オプションとは

Visual Studio Codeには、WSLLinuxサーバなどのファイルをリモートで編集するリモート編集機能があります。
このとき、リモート側のファイルを見るためにリモートエクスプローラーを使用します。

--remoteオプションを指定すると、リモートエクスプロラー経由でファイルやディレクトリを見るようになります。

wsl上のサーバを指定する

通常、--remoteオプションではリモートのサーバ名を指定します。WSL上では、WSL+を前につけてディストリビューションを指定します。
たとえば、code --remote wsl+Debian .のような感じです。

起動用スクリプトを作成する

上記の--remoteオプションは毎回使用するので、起動スクリプトに組み込みます。WSL 側の起動スクリプトは、次の通りです。

shell script
/mnt/c/app/develop/ide/VSCode/bin/code --remote wsl+coding $*

以後、コマンドラインでcode .と入力すれば、上記スクリプトが起動します。

さいごに

このオプションを知る前は、Visual Studio Codeを立ち上げた後にいちいちフォルダをリモート側で開く必要がありました。
今回はオプションの指定をスクリプトで自動的に指定しているので、サクッとプログラミングに集中できます。

それでは、Happy Hacking!

参考資料

GitHubで編集を提案

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