Racket: Racketプログラミング用にCode Runnerをインストール・設定する方法
tl;dr
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VS CodeにCode Runnerをインストール -
Code Runnerで Racket/Scheme/LISP プログラムを Racket で動くように設定 - Racketプログラムを
VS Code上で実行
Code Runnerのおかげで、Visual Studio CodeからRacketプログラムを実行できます。
Enjoy!
1. はじめに
この記事では、Code Runnerのインストールと、Racketプログラムを実行するための設定について詳しく説明します。
1.1. Code Runnerとは
Code Runnerは、Visual Studio Code内でさまざまなプログラムのコードを実行する拡張機能です。
対応言語は Python、JavaScript、Java、C#、PHP、Ruby など多数にのぼり、Racket もその 1つです。
Code Runnerを実行すると、指定したコマンドを実行して実行結果を出力 Window に出力します。
たとえば、プログラムがRacketのプログラムならracket <ソースファイル>となります。
2. Code Runnerのインストール
VS CodeにCode Runnerをインストールする方法はVS Code上で[拡張機能]メニューを使う方法と、コマンドラインから行なう方法の 2つがあります。
ここでは、それぞれの方法について説明します。
2.1. VS Code上でのCode Runnerのインストール
まず、VS Code上でCode Runnerをインストールする手順を説明します。
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拡張機能の選択:
左側のメニューから[拡張機能]アイコンをクリックする (または、Ctrl+Shift+Xを押す)

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Code Runnerの検索:
検索バーにCode Runnerを入力し、検索結果から該当の拡張機能を選択する

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Code Runnerのインストール:
[インストール]をクリックして、Code Runnerをインストールする

以上で、VS Code上でのCode Runnerのインストールは完了です。
2.2. コマンドラインからのCode Runnerのインストール
VS Codeでは、コマンドラインから拡張機能をインストールできます。
次の手順で、コマンドラインからCode Runnerをインストールします。
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PowerShellを開く:

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以下のコマンドを実行:
code --install-extension formulahendry.code-runner
以上で、コマンドラインでのCode Runnerのインストールは完了です。
3. Code Runnerの設定
Code Runnerは言語ごとに実行するコマンドを設定できます。
そのためには、"VS Code"の設定ファイル"settings.json"に"Executor Map"を追加する必要があります。
3.1. Executor Mapの追加
次の手順で、Racketプログラムを動作させるためのExecutor Mapを追加します。
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ユーザー設定を開く:
Ctrl+Shift+Pを押し、コマンドパレットで[ユーザー設定を開く]を選ぶ

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設定を追加:
"settings.json"に以下の設定を追加する。これにより、Racket で Racket/Scheme/LISPプログラムが実行できるsettings.json"code-runner.customCommand": "echo hello", "code-runner.executorMap": { "racket": "racket $fullFileName", "scheme": "racket $fullFileName", "lisp": "racket $fullFileName", },上記のように
$fullFileNameを使うと、ソースファイルをフルパスで指定できます。
そのため、ソースファイルがどのディレクトリにあるかに関係なく実行できます。 -
設定の保存
Ctrl+Sとし設定ファイルを保存し、Ctrl+Wで閉じる
以上で、Executor Mapの設定は完了です。
4. Code Runnerの動作確認
4.1 "Hello World"で動作確認
3.1でRacketプログラムを動作させる設定を追加しました。
この設定が正しく行われていることを確認するために、"Hello World"プログラムを作成して実行します。
次の手順で、行います。
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Hello Worldの作成:
VS Codeで次のプログラムを作成するhello.rkt#lang racket (display "Hello, my first racket!") -
プログラムの実行:
作成したソースファイル上でCtrl+Alt+Nを押す、または右クリック+[Run Code]として、作成した"hello.rkt"プログラムを実行する -
出力の確認:
[出力]ウィンドウで以下のメッセージが表示されていることを確認するHello, my first racket!
上記のように、作成したメッセージが出力されていれば、Code Runnerは正常に動作しています。
さいごに
この記事では、Visual Studio CodeにCode Runnerをインストールして、Racketプログラムを実行させる方法を紹介しました。
これにより、Racketプログラムの動作確認がより簡単になります。
この新たな知識を活用して、Racket プログラミングの世界をお楽しみください。
それでは、Happy Hacking!
参考資料
Webサイト
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VS Code CLI:VS Codeのコマンドラインについての公式ドキュメント -
Code Runner:Code Runnerの公式 GitHub リポジトリ
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