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社内AIハッカソンの企画会議をやってみた

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はじめに

社内でAIハッカソンを開催しようということになり、企画会議を実施しました。その内容をポッドキャスト形式で収録したので、ブログに書き起こしてみます。

ポッドキャストはこちらです。

企画の背景

エンジニアが気軽に参加できて、AIの可能性を体験できるようなイベントを作りたいという想いからスタートしました。業務時間内で実施する企画として、どのようなテーマや形式が良いか、ゼロから議論しました。

話したこと

テーマ:「AI × 日常生活」

最終的に、「日常のちょっとした不便を解消する」 というテーマが良さそうかなとなりました。

業務効率化も良いテーマですが、それだと普段の業務とあまり変わらず、自由な発想が出にくいのではという意見が出ました。そこで、もっと気軽に、でも実用的なアイデアが生まれるように「日常生活」にフォーカスすることにしました。

具体例として挙がったアイデア:

  • 地域のゴミ出しルールを教えてくれるAlexaアプリ
    引っ越し後、どの曜日に何のゴミを出すか分からない…という課題を、Alexaアプリと連携して解決。「今日は何ゴミの日?」と聞くだけで答えてくれる。

  • 麻雀の手配を撮影すると最適な捨て牌を教えてくれるアプリ
    初心者が迷いがちな「何切る問題」を、写真を撮るだけでAIが提案してくれる。

  • 車のボタンにカメラをかざすと機能を表示してくれるARアプリ
    新しい車に乗ると、ボタンが多くてどれが何の機能か分からない。AR技術で、カメラをかざすだけでボタンの説明を表示。これは安保が参加したイベントで聞いた話です。実際に商品化もされたそうです。

開催形式:全2回、各2時間

第1回:アイデアソン

  • アイデア出しと、実装方針の設計を中心に行う
  • 最後30分で各チーム・個人が内容を共有
  • どこまで進むかは自由、進めるところまで進める

第2回:ハッカソン

  • 第1回で固めたアイデアをもとに、実際にアプリを実装
  • 事前準備は任意。当日その場で完結できる内容を推奨
  • 最後30分で成果を共有

1回で完結させると時間が足りず負担が大きくなる可能性があるため、2回に分けることで参加ハードルを下げる狙いです。

景品について

景品は必須ではないものの、参加のモチベーション向上のために検討中です。

  • Amazonギフト券(数千円程度)
  • AIサービスのクレジット(API利用料など)

他社の事例では、AIクレジットを景品にすることで「AI活用の推進」にもつながっているとのこと。食事を用意する程度の気軽さでも良いかもしれません。

今後の進め方

  1. 社内のカジュアル勉強会で企画内容を共有
    まずは今週開催される勉強会で、この企画案を紹介し、参加希望者を募ります。

  2. フィードバックを受けて詳細を調整
    参加者の反応を見ながら、日程やルールを詰めていきます。

  3. 上長への説明・承認
    企画内容を上長に共有し、正式に承認を得ます。

企画のポイント

参加ハードルを下げる

  • 事前準備不要で、当日パッと来てパッと終われる形式
  • 業務時間内で完結できるボリューム感
  • 2回に分けることで、1回あたりの負担を軽減

自由な発想を促す

  • 業務に直結しなくても良い
  • 「ちょっとあったら便利」を形にする体験
  • チーム・個人どちらでも参加可能

エンジニア同士の交流

  • カジュアルな雰囲気で、普段関わらないメンバーとも交流
  • アイデアの共有を通じて、互いの発想や技術を知る機会に
  • 社内のAI活用文化の醸成にもつながる

まとめ

今回の企画会議では、「AI × 日常生活」 をテーマに、全2回・各2時間 の形式でハッカソンを実施すると良いのではないかという話になりました。

業務効率化に限定せず、日常のちょっとした不便を解消するという自由なテーマ設定により、エンジニアが気軽に参加でき、AIの可能性を体験できるイベントを目指します。

まずはカジュアル勉強会で参加者を募り、フィードバックを受けながら詳細を詰めていく予定です。実際に開催したら、またその様子もレポートしたいと思います。

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